コミックマーケット85にて創作家酒呑協同組合さん(火曜日・3日目西み11a)のご好意にて売り子兼委託販売にて参加いたします。
既刊の作品を持って参加致しますので、宜しければお立ち寄り頂けましたら幸いです。
C85 FLOATINGFRAGMENTZ委託参加のお知らせ
2013年にリリースされた個人的にハマったドラムンベース楽曲
ひょっとしたらVIPで昔から公開状態になってたトラックがあるかもしれないけれど、今年発見してお気に入りになったトラックをまとめます。
1.Alix Perez – Burn Out ft. Phace & Misanthrop
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=CKZsVaueZRs[/youtube]
今のメインストリームは完全にNeosignalが王道になってるからphaceが来るだろうなと思ったら、本当に来たので嬉しい限りです。
来年には更に音色の傾向やらサウンドの傾向を考えたらphaceが来そうなので、期待して待っている状態です。
2.Om Unit & Sam Binga – Triffidz
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=GQJ_xzKREW0[/youtube]
今年は、Om UnitのRemixがやたらいい作品が多く、その中でもこれが今っぽくてイイなぁ~と特に聞いていました。去年辺りの音源を聞くと路線が違っていて「そもそもベースミュージックとかでもないな」とは思えてしまうような曲が多かったんですが、これはアタリでした。
3.Joe Ford – Stride
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=vj24dC0Vjuw[/youtube]
Om Unit以上に、立て続けにいいトラックを出してて、個人的にはトップではないけれど2位か3位に君臨しても全然違和感の無いサウンドでした。neuro系の基本を抑えつつも、独自路線というバランス加減が魅力ですね。流行と付かず離れずで、自分のカラーを押し出していく辺りが良いです。
4.Neosignal – Sequenz (Mefjus Remix)
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=jlEDbeAGBm4[/youtube]
去年から来るだろうなと思ってたら案の定カッコいいトラックをリリースしていたので、悔しいというかどうやったらこんな音作れるんだ?みたいな。来年日本に来て欲しいなー。
5.Noisia & Calyx & TeeBee – Hyenas
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=KykAUuZM4is[/youtube]
去年からずっとcalyx&teebee厨と言われても良いぐらい、今年は彼らの楽曲を延々と聞き続ける暮らしをしていました。カッコいいし、ヘタな扇情的ではない美しさがあるし、叙情的が欠けている訳でもない、とんでも無いアルバムでした。当然、彼らが2013年末の06Sに登場すると聞いて、肝臓を売ってでも行く覚悟をしています。というか、今年はシーンの著名人かなり来てるとかすげえなあと驚いてます。(超一流やらチートとか言われるANDY cが来てたのに行けなかったので心残り)
6.Friction & Skream ft P.Money, Scrufizzer & Riko Dan – Kingpin (Calyx & Teebee Remix)
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=X0kAJ0GP4pc[/youtube]
同時にこちらも。印象的なベースラインが体を動かした時にシンクロするとすごく楽しい気分になるトラックです。今までのずっと地を這うようなベースからこんな躍動感溢れるベースに変わり、新しいベースラインが出てくる度にワクワクが止まりません。
7.Aeph ft. Maksim – Black Hoax
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=g22r9qao0kE[/youtube]
今のneurofunkの基礎部分に重大な影響を与えた言っても過言ではないliftedはaephからのトラック。MCのフロウが入ってる曲はそれほどないので、聴くだけで「現場で本人がワーッとまくしたてたら盛り上がるし、トラックとMCがあってこそライブが完成するんだなあ」と再確認する内容でした。
8.Akov – Construct
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=AAN90dq7T-I[/youtube]
侘び寂びの世界で繰り広げるアンサンブル、というのがキーワードでゆっくりと変幻する感じが素敵でした。jadeのようなストレートさもある中で、激しさを表現するのに、音色に頼ることのない構成というのも良かったです。
9.Black Sun Empire & Jade – Deadhouse (Mefjus & InsideInfo Remix)
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=ZsIulXPXZpM[/youtube]
好きなアーティストがよって集って集まって個人的には、どうしてこんなに豪華なの!?という悲鳴を上げたくなるようなトラックです。疾走感やストレート過ぎる直球勝負、複雑な構成、未知の音色と集まったら、そりゃ聞かないわけには行かないメンツによるトラックでした。ネタ的に地味目だったので、「よくよく聞くとなんだこれ!?」ですが、ド派手なトラックでもう一度やって欲しいなあと期待してしまいます。
10.Andy C – Haunting
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=eNf7uamuWTg[/youtube]
ラストは、このアンセムトラックです。シーンのサウンドが変わってきているのに「まだこういうのは終わってない!!」みたいな逆襲を仕掛ける辺りがすごいというか、MC付きでこのトラックが掛かったら確実にモッシュが発生するんじゃないだろうかというぐらい、熱いトラックです。
Fruited Vagabond Vol.4 : Jack-o’-Lantern 楽曲提供のお知らせ
2013年秋のM3にて、前回より引き続きPinokiti Records様へ楽曲を提供させて頂きました。
アルバム名は「Fruited Vagabond Vol.4」
提供楽曲名は「Jack-o’-Lantern」
通販を利用するならばSweepRecordSHOPのご利用をおすすめ致します。
今回は、ドラムンベースでも2012年末から更にシンプルさが磨きがかかったneurofunk楽曲を制作しました。
所謂「変態サウンド」と言われることが多いジャンルですが、他ジャンルでは基本的に聞けない音色やリズム、空間構成が疾走感と相まって非常に聴くだけで自然と耳が肥えてくるようなジャンルになってきております。
数年前までは、total scienceやplayaz系のアーティストが中心とするような、オールドスクール感溢れる音楽ジャンルでしたが、2008年ぐらいでsporやxilentを筆頭とするアーティストがデビューし、メインストリーム系のドラムンベースに対応するようなサウンドがリリースされてきました。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=4KjoWLNqIoo[/youtube]
今まではこのような、amenありきのサウンドが中心でした。それから現在は
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=AAN90dq7T-I[/youtube]
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=jlEDbeAGBm4[/youtube]
お聞きの通り、サンプルの選び方からmix技術まで、全てが変わりました。
色々な製作者が音楽雑誌computer musicやyoutubeを通じて技法を公開し、そこから更に新しいサウンドを作る風土というのが生まれてきた、というのがあります。またアーティストが直接制作したサンプル集がドンドン発売される風潮も生まれたことから、サウンドの幅が広がった一つの理由だと思います。その幅は広がりすぎて、vengeance soundがessencial soundシリーズを作ったとしても、全くそれっぽく聞こえないサウンドになるでしょう。
この辺りは来年初頭にまた、書きます。
他ジャンルの話ですが、dubstepがサンプルなど制作環境が非常に整えられ、それっぽい音というのが作りやすくなり、楽曲を通じて作っている人間の感性を読むのが難しい濫造の時代になってきたと感じます。その意味では作り方は正解のない中で模索し、何故か正解を叩き出している音楽です。その、自分で新たな模索が出来るneurofunkが現在楽しいと感じて、制作を致しました。
テレビ視聴について
チューナーを買って見た所、地デジだけの環境と変わって何が起きたかを記します。
今見ているものは
・ニュースバード
・NNN
たまに
・MXテレビ
・JCN
思ったよりも見なくなってしまったもの
・ディスカバリー
・ウェザーニューズ
見たいけど見れないもの
・放送終了後の風景とBGMだけのもの
理由は色々ありますが、だいたいはこのような理由で見るものが変わってきました。
ニュース番組を見るのはyahooニュースを開くのが面倒くさい
ネットだと1つずつ記事全部見て、詳細が見えない写真を拡大して・・・という行動が面倒と感じています。
ざっと全体を把握する手段に、ネットは向いていないメディアだと思います。地デジだと個人的に不要と思える情報(特にエンタメ系)がCS放送だと最小限に抑えられているためまだマシかな、という感覚です。台風時だけNHKの深夜でやっている定時のニュースと天気情報しか放送しないチャンネルがあればいいのですが、それは贅沢なのでニュースを優先して見ています。
東京のおしゃれ情報とか見たくない
大阪にいた時に地元の人向けの情報番組の素晴らしさを知ったので、キー局の情報番組というのは不要と感じるようになりました。
キー局の誰に相手しているんだか分からない情報を見ても全く共感出来ないどころか、本当にそれ、取材した結果に出てきた事なのか? 何かの宣伝する結論ありきの内容じゃないのか? みたいなことが多くて、見ようという意識がなくなっていく事が多くなっています。
キー局は政局や世界情勢、今何が起きているか、という事を調べてを流すことが重要だとは思うんですが・・・。モヤさまも都内でテレビに出てこないような場所ばかりを巡っていた頃は非常に好きでした。
MXも完全に23区内ですが地元の人向けの放送で、「昨日は・・区で・・・がありました」のようなニュースが多く、個人的には駅前でどれぐらいの混雑なのかも中継してくれる朝の情報番組も印象が良いです。JCNもふるさとタイムを見ています。
チバテレビは関東に戻ってきてからは、やっぱり東京の真似をし続ける放送局だなという感じで、なつかしくもあり、こんなもんだよな、という感じでした。どうせなら九十九里の波やら、千葉や柏の混雑状況やらをリアルタイムで報道すれば地元に関心が高まるのに・・・とは思いました。
そういう意味ではbayFMは海浜幕張限定ですが、コミュニティ放送局としてはそれなりに頑張っているんだというのがよくわかりました。
ディスカバリーは面白くなくなってきている
おそらく男性視聴者が多い、というデータの根拠でそうなっているのだと思うのですが、2013年10月時点で車に関する番組に偏りすぎていると感じていて、車チャンネルと題しても問題ないと思っています。
そして、車に関する番組でも先端科学的を紹介するような番組は少なく、他にも芸術を科学で解明するようなもの、日曜大工から美術建築を解析するもの、と言った多様さがなく、再放送を何度も繰り返すというのが悪循環になっていると思えます。
ウエザーニュースは、単純に放送として映像が汚すぎるので、データ放送だけで十分ではないかと思います。
天気予報士を持った女子アナの方々も出ていますが顔はよく分からないし、情報が欲しいのに必要以上に媚を売られて、放送局として専門性を損なう原因だな、思います。
BGVが見たい
ナレーションは要らない、音楽だけを流したい、という時に有線がないのでこれには苦労をしています。スペースシャワーTVなどはPVの合間にPV以外の、余計な映像を入れるためにPVの雰囲気や余韻が壊されるので集中力を途切れさせるため、視聴していません。
最後に
色々とCSにはいい放送局があるとは思いますが、大阪の民放が以下に戦略的にクオリティが高いものか、というのがよく分かるようになりました。
ローカル局でも地元の情報をつぶさに提供している所はやっぱり、強いです。
FFATBプレイ感想(100%クリア)
感想
一週間程度の遊び、という感覚なら良いですが、後半はいつも不快な思いをするシリーズのゲームという感じなので、やりこまないのが一番良いのかなと思いました。
こういうゲームならFF8のカードゲームだけが出てくれたら、それが一番です。
概要
ゲームシステムなどはファイナルファンタジーの戦闘で、コマンドが「たたかう」のみで、攻撃の指揮はスワイプやタッチで行う。
単体のキャラにはHPがなくダメージを受けたら退場し、画面から全員が消えたらゲームオーバー。その後3分単位で1キャラがリスポーンし、リベンジが出来る。
基本的なクリアをするだけならプレイ時間は大体3日ぐらい。
アイテム集めをすると1周間程度でした。
良かった所
ゲーム構成は昔子供の頃に見た、「全ての1から最新までの作品が一緒になった世界」というのを体現したので、初期からやっていた人間としては楽しめないはずがない、という内容でした。特にマップや敵もFFに登場したキャラばかりがオールスター的な登場をするので懐かしく、こんな魔法もあったなあ!!、という感覚でずっと楽しめました。
また、一度のプレイも10分ぐらいで切り上げられるので、全滅してもプッシュで全員が復活した事を知らせてくれたり、気軽に遊べるバランスが良かったです。
残念な所
後半以降は例のごとくやりこみ向けの、苦行のようなバランスだったことです。
ケフカが登場するあたりまでは、レベルを上げて倒せなかった敵を倒せるという往年のRPGらしさがあって良かったです。
しかし、このゲームは知恵を絞って攻略することはできないようになっているので、レベルを99にしてもケフカ以降のボスは基本的にフィーバータイムを使わないと倒せない、3時間毎に進めるような遊び方を強いられます。それはプレイ開始時とは違うため、後半はひたすら面倒という印象に変わってきました。
有料コンテンツについて
特にこのゲームを長く親しんでもらうような要素がなかった、という感じでした。
FF10が好きだったので、ザナルカンドのステージを購入したのですが、買ってよかったという感動は特になく、他も買おうという喚起にはつながりせんでした。
理由は明快で
・1画面のステージ
・ひたすらHPが多い敵
・ストーリーを振り返るような演出もない
というような「これを買っても特にFF10を思い出す要素が無い」と「これならFF10を引っ張り出して遊んだほうがいい」という意識に働いたのが大きな理由でした。
またキャラも購入したのですが、買ったからと言って99999ダメージが与えられるキャラが貰える訳でもなく、単なるアイコンにバリエーションが増えました、と留まる内容だったので数回購入して終わりました。また、個人的にファリスが用意されていない、という時点でモチベーションが一気に下がってしまいました。
終わりに
スクエアエニックスとはプログラミング技術やゲームデザインに特化した企業ではなく、キャラクタービジネスを生業にしている会社だと思うので、それほど期待しなくて正解かな、という気がします。なのでゲームも、タカラやバンプレストみたいな製品的なクオリティと比べたら優秀だ、という感じではありますので、巷の感想もそういう内容が多いのも宜なるかな、と思いました。
メモ・クラウドとは何か
以下備忘録としてまとめます。
[クラウドとは何か]
・PCの中に保存していたアプリやデータを基本的にはネットで保存する仕組み
・ブラウザを開けばアプリやデータをアレコレ出来るようにすること(例・レンタルブログ)
[何がメリット]
(お金)
・所謂、業務システムのレンタルなので、規模やリスクに合わせて安く済ませられる。
・経理上の資産を減らせる(サーバー用PCなど)
(オペレーション)
・IDとpassさえ把握していれば、どのPCからでも任意の環境を呼び出せる
・共有フォルダ用のPCやNASも不要になる
・スマホ等で会社のデータがどこでも見られる。
(イレギュラー)
・PCが壊れても、保存さえしっかりしていればデータへの影響は少ない
・PCが壊れても、代替のPCがあればすぐ復旧する可能性が高まる
・ノートPCが盗まれたりしても、企業秘密を盗まれる可能性が低い。
[何がデメリット]
(お金)
・デフォルトでは使いづらいことが多い。カスタマイズ・機能追加などを依頼する時に費用が発生する。
・会社のデータを人質に取られている状態なので、経営面のリスク管理が難しくなる
(オペレーション)
・新しいサービスへ切り替える時には資産を簡単に移行できないおそれがある。
・個人を24時間365日会社に縛り付けるので、企業の業績が悪化しやすくなる。
・回線が増強と仕事の効率に直結することが多い。
(イレギュラー)
・出先でも簡単に秘密のデータを見られるおそれが出てくる(企業内スパイ)
・重要なもの(国家機密)を結局社内で保存するハメになるので、別々のシステムを作らざるを得なくなる。
・サイバー攻撃の防御なども自己管理で出来ない。
M3-2013秋 参加確定のお知らせ(新譜なし)
サークル名 FLOATINGFRAGMENTZ
配置場所 第一展示場
スペース番号 I 07a
今回は制作に時間が取れないため、今回は新譜なしで出展致します。
冬コミには出せたら、という予定でございます。
大きな計画はあるありますが、管理できずにダラダラとして良くないと痛感しています。
それより「起きてるなら仕事」という現状が問題ではありますが・・・。
曲作って、プロジェクト回して、運営する、みたいなのは諦めてるフシがあります。
のんびりと過ごす予定なので、夏コミなどで来れなかった方やゆっくりと音楽を聞きたい方はいかがでしょうか。
TIAMAT 頒布開始のお知らせ
DATE(20130812)
ID FLFR-0007
スリムケース、2P仕様ジャケット、CD-R1枚、全5曲収録
完全オリジナル楽曲でのミニアルバム。
TRACKLIST
1. BLIND HERO
2. BAD MORNING
3. DOG DAYS
4. NIRVANA / APOPTOSIS
5. SLIGHT FEVER
アルバム紹介
今回は、今まで手がけてきたジャンルなどを踏まえて、原点回帰を目指したアルバムです。
前回のDURGAもそうですが、自分の音楽のルーツを目指す、という前回のテーマの延長線上で、完全に書き下ろしで制作しています。いわゆるアップリフティングであり、あくまでも感情的にゆさぶりをかけられるような表現を追いかけること、という自分の音楽の原点に立ち返っています。
追い求めているのが自分の外にあったり、気がつくと、自分で作らないと存在しない、というような自分自身と向かい合うことが多くなりました。
最新の音楽であろうとすること、注目される世界で中心になることに必死になること、誘惑というよりも、方向性のないサービス精神に走ろうという自分と、それを抑えて目的を作り、それに向かおうという自分、という構図になっています。
CREDIT
Produce& Design RANDO:
DTP Works 関勝俊
Illustration 暮古浪漫
FL11でパターンブロックを使わない作業を進めるコツ
本格的にパターンブロックを使わない作曲生活に入りましたので、まとめます。
FL11では、UIの根幹部分とも言うべきパターンブロックがなくなりました。
個人的にlegacy effecyも消えてないから消さないんだろうとタカをくくっていたのですが、見事に消されてしまいました。fuck。
既にパターンブロックを使わない作曲方法を取っている人もいますが、全くわからないままで現在まで対応できてない人に対してのフォロー方法を紹介をします。
[操作について]
思ったよりよりも悪くない。ただしやり方が分からないと非常に苦労する。
DTM以前に作曲自体初めてという人はFL10以前をなんとか手に入れてからの方が良いと感じた。
[操作と考え方]
・過去のパターンを一々探して、というワークフローがなくなった。
・F4のfind next emptyが今回からの操作のキモ。何か挿入するならまずF4を押さないと始まらない。
・上はパターンブロックで言い直すとctrl+shift+insert的な役割。使わなければ右クリックで消すだけ、使っていないパターンはパターンの海に消える。
・ctrl+shift+c(パターンのクローン)の代わりに右クリックのmake uniqueで作成する。
パターンブロック時代は今まで作ってきたパターンがどこにあるのかというのがよく分かったのですが、今回は別の考え方で「使ってる奴だけが、譜面上でどこにあるかわかれば良い、ちょっとリズムとかを変えるぐらいならその場でmake uniqueで複製作って弄ってしまえ」という意識で作ることが前提になりました。なので、今回は同じ内容のパターンが重複しまくる、人によってはすごい気持ちの悪い、散らかし放題の環境に突入したとも言えます。
もともとあるパターンを出来る限り使いまわす、っていうのは自分の作曲した経験では実はあり得ないことなので理にかなっていたりします。だから、作曲が進むにつれてドンドン細かくなるし、似てるようで少しずつ違うパターンが多くなってきます。
で、そういう環境で使ってみた結果、個人的には「むしろ探すよりもその場で凌げるから楽だ」という印象が強くありました。そもそも貼りつけた波形もハサミで切り取って処理する事が多いし、いちいちedison使って録音する、っていうのはやって来ませんでした。
あとは、1曲当たりパターンブロックを100ぐらい使ってて、スクロールしないと探せないというというのも今回からはなくなりました。
[リズム関連]
・リズムなどで1パターンでまとめて作ってから、sliced by channelという方法は使用可能だが、同じパターンの上にレイヤーされるため、取りづらくなった。
(midi、smfからのマルチチャンバー系の譜面をimportしてバラすのが面倒な事になった。ということでaddictive drum系の音源制御が面倒臭くなる)
なので、実質バラさないでそのまま形にする、make uniqueで大量に複製して対応していくというのが基本的なやり方になります。
[注意点など]
merge clipsを行うと強制的にピアノロールに突っ込まれる。場合によってはデュレーション調整が必要になるので最初からピアノロールでやっていた方が良い。これは前のmerge patternsと同じ動作?
ドラムなどで、マージは禁物というのがわかりました。
[メロディー系]
パターンブロックよりも視認性が高まったので、便利になりました。
[automation clipについて]
わざわざ範囲指定せずに作成して、気になるところだけはハサミでやりとりすると非常に楽とわかりました。外人って頭いいですね。
[全体的な話]
抵抗は凄まじいけど、実際やったらすごい便利。
[その他]
途中で16小節入れるなら、入れたい部分の範囲指定して、ctrl+insertで可能。
今まで範囲してパターンブロックと波形ごとに移し替えをしていました。
DTM用PCの考察
個人的な経験をまとめたものです。2013年時点での考えをまとめます。
・WINなら自作PCしか選択肢がない
理由は多数のHDDを管理するためです。最低でも4つは使うことを想定して運用することを考えています。マザーボードはSATA 6Gbpsが6つ付いているものがあると良いでしょう。この時点で3つ程度しかSATAを繋げられないMini-ITXは選択肢から外れます。
またivy bridgeだと6Gbps端子が2つしかない、というマザーボードも多いですので、値段的にそれほど変わらないhaswellを選ぶのも良いと思います。(ほぼ同性能だから僅かながら値段的にivyが安いからivyを買うべきだと考えていましたが、使ってからの盲点でした。今は入手性も考えてhaswellを薦めます)
ショップ製PCについてはネジ止めが雑、細かい所でパーツがケチられる(カスタマイズでペリフェラルのケーブル類が増える時、粗悪なものになりやすい)事があると聞いているので、候補に入れていません。
HDDについては目的はこのようなデータを分けておくと運営が楽になります。
1.OS用(最低限のアプリしか入れない)
2.事務作業系(画像やウェブサイトなどのデータ、my documentやダウンロードデータなどを保管するところとして使用)
3.自分の曲データ
4.サンプリングなどの素材ファイル
で構成するような形です。
1目的1HDDという感覚で分けておくとメンテ性が上がります。例えば2年に1度の程度でHDDを交換、例えば玄人志向などから出ている裸族のお立ち台みたいなので済みます。
(壊れるまでHDDは使わない、期限が来たら強制的に変えるという運営方針ならHDDクラッシュに対しての不安はかなり少なくなります)
100Gb単位のデータだとコピーだけで30分とか掛かりますので、なるべく一度でメンテが済むような計画や構成を考えています。生音系のサンプラーを使うなら更にHDDやSSDを増やした方が良いでしょう。
RAIDに関し、前のPCでストライピングを試してみましたが、使った所で今のSSD単体よりも速度が遅いこと、RAIDを使うための設定や、RAIDを解除する手順が非常に煩雑なのであまり使うことは考えていません。現在は仕方なくRAIDをデータ用HDDとして使っていますが、何らかのタイミングでなくす予定です。
個人的には2と4に関しては、droboなどのnasストレージに入れる方がより利便性が上がると考えています。raidなどでミラーリングをするよりも簡単だし、ノートPCや携帯などからデータを確認するときは非常に楽なので、ある程度環境がよくなったら移行しようと考えています。
・CPUクーラーはケースファンが取り替えられるものを
CPUに付属しているクーラーでなければ大抵のモノの性能はあまり関係なく、オーバークロックのための物と考えたほうが良いでしょう。なのでDTM用途は高級品を選ぶ必要もなく、12cmファンを使うもので、ファンだけを交換できるものを選んでいます。ファンとクーラーが一体になっているものは選択肢に入れていません。小さいPCならトップフロー、大きなPCならサイドフローというので十分です。
・サウンドカードについては、USB接続のもの+AC電源がスタンダード。
理由は簡単で、PCキーボードのそばにヘッドホンジャックやボリュームがあるからです。これは結構大事で、現在はハードシンセは全く使ってなく、アナログ卓を使わずにやっているからです。ボリューム調整ためだけに安いアナログ卓を買うぐらいなら、良いアウトボード形式のサウンドカードを、と運営していますが不満はありません。PCI接続はデータ転送の面で優れていますが、C2Qを使っていた時にサウンドカードよりもメモリの転送量の限界にぶつかったので、USBでもまだまだ大丈夫という感覚があります。
・最低限の静音化処理をする
自宅で録音をしていないのですが、録音する作曲ならノートPCの方が良いと思っています。PCの静音化よりも作業場に冷蔵庫を置かない、というのがもっと重要だと思います。自作PCでもmixする時には関係ないノイズで頭を悩まさないためにも、CPUクーラーはPWM接続で1300回転以下のもの、他のファンも3pinで1000回転以下のものしか使わないようにしています。また、CPUクーラーもケースファンで交換出来るものを選んでいます。ビデオカードの冷却はケースファンが使えないので、仕方なく使う事がほとんどです。オーバークロックは行いません。
・増強するべきパーツはメモリ
FLStudioではCPU USAGEが100%に到達する事はほとんどなくなりました。しかし、メモリの転送帯域を限界まで使って60%程度なのに音が途切れて作業できない、という場面に多く出くわすようになりました。これはDDR2-1066での話です。今はDDR3-12800なので、論理上は1.5倍程度ですが、個人的にそんなに変わらないだろうと不安を感じています。最低でも19600を載せられるよう、ここに予算を割いた方が良いと考えています。
・ビデオカードはデュアルorトリプルモニタ環境を考えて選ぶ
こちらは物理的な要素を優先するのであまり速度は関係ありません。息抜きする時にyoutubeで60fpsのHD動画を見る、GPUを使うphotoshopで作業することがよくある、というのならGeforce GTX650tiぐらいあればそれほど困ることはない、と思います。SLI/CROSSFIREはビデオカードの能力を求めるよりもディスプレイを多く使うため、と考えれば安いものでも十分です。
・電源は基本SEASONIC製のプラグイン電源を使えば問題ない。
基本的にこの回答以外、ベストなものが見当たらないのが正直な所です。
前のPCはこのメーカーの電源で、80plusの500W電源でしたが5年使えました。「電源が壊れたら、PCの潮時」というのもあって、古いPCに新しい電源を入れると逆に過電圧に負けて故障する、というのがあります。数年立つとATXのバージョンも変わるため、ニコイチで修理できる環境でなければ組み直す方がトータルではメリットが大きいです。
・ディスプレイは可能なら22インチ以下の方が良い
同じHDなら24インチよりも22インチの方が取り回しが良いです。大画面だと迫力がありますが、目を動かすはめになり視認性はかえって悪くなりました。解像度さえあれば十分で、物理的な大きさは22インチが限界だと思います。機能的には120fps以上の表示ができるものがあれば、動画を確認時などは楽だと思います。
・ケースは機能>趣味で選ぶ
昔でいう、ミドルタワー型pcは今はMICRO ATXと呼ばれていますが、現在はケースの種類は非常にに限られていて、個人的な価値判断をした時にFRACTAL DESIGNのMINI以外の選択肢がない状態です。
必要条件はフロントパネルにUSB3.0が付いていること。今回からUSB3.0がついたPCを使っていますが、コピー速度が非常に早いので気に入っています。
HDD搭載数が十分あること。最低4つを使うので、出来れば6つ(コピー作業などの移行期間のことを考えて余裕が必要)以上のシャドウベイがあるもの。
・光学ドライブはなくても良い
以前はデュプリケータとしての機能が必要だと思い、光学ドライブを2つ入れていましたが、今ではインストール時も含めて必要な時だけUSB接続のドライブを使うほうがいいと思いました。
・キーボード/マウス
個人的感情の世界です。キーボードに関して、当初はrealforceを使っていましたが、5年以上不満もなく使えたのでお得でした。ただし、今のPC機器は基本的に黒色の外見をしているのがほとんどであり、個人的にかな打ちでキーボードを売っているため、デザイン的な理由で現在はfilcoの茶軸を使っています。出来るかぎりキータッチが軽いものを希望しているのですが、青軸は軽くてもメカニカルでカチカチした感覚に抵抗を感じたので買いませんでした。
マウスはかぶせ持ちをして使っているので、マウスの可動域を広げるために小さいものを使っています。個人的な考えとして「人間の体と接する所に最終的に金をとリソースを割くべき」という考えでいますので、マイクロソフトとロジクール以外はほとんど候補になりません。今まではintellipoint、MX510や、habuなど使って来ましたが、今はMSのoptical mouse 200がメインになっています。