Xiaomi Mi5を買った

以下は簡単なメモです。
質問されても答えられませんし、問題が起きても責任が取れません。

6月のcomputex 2016にて台北小米之家で購入してました。
店の内装などのレポートは他のブログなどで紹介されていますので割愛。
台北で買う時のポイントは買う時に名前を書かされ、呼ばれるのですが中国語しか分からない店員の人もいるので、場合によっては「読めねえ!! 明らかに外国人の名前だ!」と困った感じで見回したり、下手すれば面倒くさいから飛ばされる可能性もあります。なんとなく自分のが呼ばれない時にはこちらから聞いた方が良いでしょう。もしくは外国名があるならそれを書くとか。

保護シートとケースを一緒に買うと、SIMを入れるか? 購入時にケースとシートを付けるかと聞かれるので面倒くさかったら頼みましょう。英語で大体は通じます。
訪問時は32GBの白モデルしかなかったので、約4万円程度。中国ではないので、搭載されているROMはGlobal版となります。

MIUIはそのままでは使いづらいというか日本語版がありません。
ADBを使いmore localeで翻訳して使うっていう方法もありますが、googleのアカウントを専用で用意した所で六四天安門事件などネットで有名でかつアレコレと実力介入をする中国共産党にデータが抜かれる可能性があるのでCyangenModを入れるか、対策版ROMがXDAにあればそれを使うのが良いと思います。

unlockの注意点としては、XiaoMI側に申請をしてもdocomoのSMSが受信拒否という事があります。
今回、mineoのsimを用意しましたが、プリペイドも契約もどちらも駄目でした。
XiaoMi側もサーバーがパンクして使えないという事もありますが、それでなければxiaomiのforumに問い合わせても適当な回答をされる可能性があります。
docomo側が受信拒否しているかの切り分け方法は、他国の無料SMSサービスからのメッセージが受信できるか?という方法で確認ができます。
シンガポールとか、そういう国からも受信が出来なければdocomo側の設定の可能性がありますが、docomoはそういう細かいことについて報告しないようです。
https://www.nttdocomo.co.jp/service/world/areainfo/sms/archive/
久しぶりに駄目だと思った契約したmineoのsimで再度アンロック申請したらすぐに出来たので、これは運としかありません。
あとは英語の資料が多くあるのでご自由に、という流れです。

2016.10.02 / Category : 技術系

2016年6月現在の光華商場の印象

自作PC大好きおじさんとして一度は行っておきたい、光華商場とその周りへ行ってきました。
光華商場、MRT(地下鉄)の忠孝新生駅から結構歩く所にあるのでタクシーで行ったほうが早いと思います。

台湾は日本に色々なメーカーが出ているから、さぞかし地元系B旧メーカーが地場産業としてカオスなもので溢れかえっているのでは、という妄想で行きました。
しかし、結論から言うと品揃えやら、突き詰めていく感じは秋葉原や日本橋に負けている感じでした。ただ中国語が出来ないので、喋れるとカオスなのかもしれない(裏で海賊品を売ってくれたりとかそういうアンダーグラウンドな感じ)という可能性はあります。

思ったことを以下箇条書きで。

・基本、見るから駄目くさいものはなくクリーンですが、ラジオデパートみたいな手狭な店舗がほとんどでした。
・台湾の自作とは「ASUSやMSIのメーカーのタワー側PCを買って、CPU、メモリ、ビデオカード、HDDを増設する」という流れが殆どのようです。
・光華商場にはPCケース、電源屋みたいな所は一切ありませんでした。売ってるかもしれないけど、AntecやSuperFlower、SeaSonic、SilverStoneという名前は見ませんでした。
・CPUクーラー屋なんていうのも無かったです。水冷とか全く見た記憶がありません。お膝元ですが。
・店は「セブンイレブンの隣にセブンイレブンが建っている」みたいな感じでした。お互い在庫を抱えてリスク分散、という感じです。

どこも現行製品のゲーミングPCやノートPCを売ってて、増設や余ったPC用に作れるパーツを一応売っているみたいな感じでした。正直ツクモやソフマップ、Arkのような尖った店を期待していたのですが、そういうのは全くありませんでした。まして古いPCパーツを入手は出来ない感じでした。PCのケースをカスタマイズをする、っていうのは日本とドイツ、アメリカぐらいでしか出来ない趣味なのかもしれません。

パーツ自体も値段的に日本となんら変わりなく、ロジクールの製品が増税前ぐらいの値段だったぐらいで、台湾に来てPCを安く組み上げる、っとていう過去の話はとっくに今では通用しないようでした。(この話も1990年代の話なので間違えていますが・・・)

そういう意味では、台湾のcomputexに出店している企業は内需に期待していないで参加している、という事もわかり、海外のパートナーを探すための招待型イベントになっているんだなというのが分かるようになりました。

ちなみに隣りにあるSyntrendというモールは再開発地区なので、そこのランドマークタワー的に作られて「おしゃれなハンズ」という感じでした。1階から8階まで全部スマホとオタクと若者文化(スポーツやらアパレル)まで詰まった、アキバに出来るとかなり凄いことになるだろうな、という予感がする建物でした。

2016.06.05 / Category : 小噺

Call of Duty: Black Ops3戦闘イマージョン・イージー攻略

以下箇条書きでメモをします。

[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=uXRmS-5j7AI[/youtube]
参考はこの流れです。スタート位置の高台から動かない。大きい敵は下がって高台を縦にするような動きをします。当らない立ち回りを重視すること。
動画の難易度はリアルですが、イージーだと敵の数、敵の硬さと自分の防御力が下がっているぐらいです。
セーフハウスで難易度を調整してからプレイすると吉。

武器はDrakon。慣れてるのが良いと思います。ポイントはタロン(UAV)を手早く落とせれば何でも良いと思います。
ワイルドカードはメインガンファイター1、2、3とメイン強化に全突っ込み。
アタッチメントのサイトはリフレックスで十分です。サーマルはタロンと豆タンク、歯車タイヤを認識出来ないのでお勧め出来ない。
他は弾道CPUとサプレッサー以外を装着。
タックリグは移動強化とリパルサーアーマー。リパルサーアーマーはハード以上だと気休め程度。
サブはWar Machine。何も付けない。
リーサルはテルミット。正直使いません。

移動方針は高台からほとんど降りる必要は無いです。隠れて出てこない残党狩りをするぐらい。
後半は高台から一つしたの所を使って走り回るぐらいでほとんどの事は足ります。
リロードの時間を減らすために弾薬クレートにすぐ行ける場所で動く。

戦い方として、倒す順番はまずタロン、ミサイル歩兵、ウォーロード、各歩兵、大型重機です。
タロンからの攻撃を避けるために、ミスディレクト(ダミータロン)で偽装してる間に倒す。サイバーコアだと3体までしか倒せないので、どのみち倒すため、自分で撃って壊す練習と思って倒す。
ウォーロードはファイヤーフライで追い払っている間に頭を叩いて破壊する。
ただし、大型重機のロケットは高台の手前だと爆風で死ぬリスクが高まるので、基本引っ込む。頭が見えたらハイジャックが使えるので、頭だけ見えるような位置に行く。ハイジャックに失敗してもすぐにやり直すとゼロスタートではなくなるので、辛抱強く刻んでいく。たまに降りても良い。ジャベリンのような上空から降ってくるミサイルは走って逃げること。
ステージをクリアする度に弾数は全回復しているので、弾薬クレートに立ち寄る必要なし。

目標はDrakonは頭を狙うほど難易度が下がっていく(ザコ敵を素早く倒せる)のでエイミングをしっかり出来るように練習する。
当たらない事が徹底して出来るようになったら、難易度を上げても対応出来ると思います。

2016.02.28 / Category : 小噺

餓狼伝説スペシャルから見たアーケードゲーム再興の年

今年を振り返って。

2015年は高田馬場ゲーセンミカドの配信を細かくチェックしていて、そこからプレイヤーがゲームに対する愛情を強く表現する、みたいな時間を見る機会に恵まれました。去年までは最近のゲームに対する個人的な印象は幻滅することばかりで、ゲームなんてもうそろそろ時代から消えていくのかなという印象が強くありました。

例えば、具体的にはゲーム自体、複雑になり過ぎて手軽に遊べないからついて行けなくなったこと。
そして、インターネットランキングなどでゲームの競技性が過激になり、ひたすら黙ってプレイして何も得ることもなく、楽しい時間を過ごすことができなくなったゲームセンターに行かなくなるようになったのはすぐでした。
そういう中で「ゲームが上手い人が初めてやる人に対していろいろとコツやアドバイスを提供して、ゲームを楽しむ環境がある」そして「ゲームセンターという社交場を提供する」というサービスを提供しているミカドを知って、その昔ゲームセンターに求めていたものを今、提供していることを知って驚きました。ゲームセンターだけが単独で動くのではなく、プレイヤーがゲームを終わらせたくない、コミュニケーションの場所を消したくない、という思いを直接アピール出来る場所を提供して、そこでいろいろなコミュニティが出来があっているのは、非常にインパクトがありました。

その場を毎日配信という形で提供されているミカドスタッフの皆様、イケダミノロックさん、本当にありがとうございます。

その中で、餓狼伝説スペシャルは今年、一つの復活を遂げたようなストーリーがありました。
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=ZGIBJDobrM4[/youtube]
伝説となった秋葉原ゲーセン「Jゲーム」というのがありますが、その中で、今でもミカドで餓狼伝説スペシャル対戦会を企画されているAKIRAさんが、2007年の新宿モアの閉店を乗り越えて、餓狼伝説スペシャルというゲームのコミュニティを作るという姿が出てきました。2014年の動画だったのですが、ここから色々と今に繋がる企画が多く誕生しました。

そして、ミカドの配信でも熱い対戦が多くなり、とうとう世界大会が告知されました。

そして告知動画も今までのミカドで繰り広げられた多くの名勝負数え唄が用意されました。
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=ktdpRCsJEyw[/youtube]

大会前日には前哨戦の配信や、餓狼伝説とその当時の状況を振り返りながら、世界大会の登場プレイヤーの紹介の動画も配信されました。ここは新しくプレイをしてきた人や、EVOの招待状を捨てて表明したTMF氏や15年以上前からプレイしてきた人たちが全国から名乗りを上げたことがわかります。対戦会発起人であり、みんなからの期待を背負っているAKIRAさんも動画でも勝てるか分からないというコメントをしています。
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=V9sZElwFffg[/youtube]

そして当日、新宿ネイキッドロフトで開催され、私も現地で実際のプレイを見てきました。トーナメント表を見るとAKIRAさんの組み合わせが「地獄のデスロード」と言われるような最初から怒涛の組み合わせになっていました。いわゆる準決勝では牽制が1発当たるだけで絶叫が飛び交うような状況だったのは覚えています。このゲームは一度攻撃が入ると状況をひっくり返す事が可能で、確実に勝てる戦法で進める場面はありません。1試合ごとが、あまりにも壮絶な戦いで涙が出そうな状況でした。





優勝は迷探偵・公明さんで名古屋での餓狼伝説のコミュニティ繁栄に尽力されていた方が最終的にこのタイトルを奪いました。名古屋から参戦された餓狼会の方々が喜びのあまり叫ぶ姿を見て、もらい泣きしてしまいました。今までずっとコミュニティを絶やさないで続けてきた東京に対して2000年以降、ゼロの状態からコミュニティを作り上げたことから、名古屋勢の方はまた違う達成感があるような気がしました。

そこから奇跡のようなイベントの名残はどこへやら、2週間後に伝説のゲーセンJゲームであった「8月の直射日光が注ぐ中、店の外でガロスペ対戦」ことソニックサマーというイカレたイベントが開催されました。こちらに私も参加したのですが全く画面が見えない状態で対戦するという「ゲームって何?」という事を疑問に感じざるを得ない、頭おかしいイベントが開催されました。あまり記憶にないのですが「お前たちは道路では最下層」「社会的弱者」という八丁堀さんの注意をしているのにも関わらず、みんなニコニコしてるし、私も「楽しい」という記憶しかありませんでした。多分、太陽のせいです。
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=SjQIXDooGqE[/youtube]
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=LMxbZjez504[/youtube]
そして、かなりの確率で「イベント参加者がクラクションで煽られたり、車に轢かれそうになる」「カナブンがストライカー」という今までに聞いたことがない、珍しいイベントでした。

そのイベントが続いたところから、ファミ通の闘会議TVで配信をされました。見どころについては「ミカド事件簿」を見てから楽しんで頂くとして、マスメディアでも餓狼伝説スペシャルがまだ続いているということが伝わったのは良かったと感じました。

そして、世界大会のリベンジマッチとなる名古屋のアーバンスクエア大須店での東西線も配信されました。



それがしさんのギースによるミカド勢の大量虐殺、そこから取り返す与作キム、「キャラかぶせて良いんですよね?」と発言してから即座に雑魚死した副将のGARO坊さん、AKIRAさんが迷探偵・公明さんにリベンジ成功、という名場面が多くありました。これもまた2015年を代表する名イベントでした。この後も名古屋餓狼会のホームページで新規の方でも楽しめるイベントづくりをされております。

[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=TJduoBy_eqQ[/youtube]
また、GARO坊さんの名誉のためですがこの配信の後のイベントで優勝や、2015年にミカドにて餓狼伝説スペシャルのCPU攻略の配信にてジョーを使って楽にリョウ・サカザキを倒す、ということを行っております。それなのにミカド流行語大賞で大賞を受賞する愛されぶりでした。
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=c2elaUJJoQM[/youtube]

この他にも餓狼伝説スペシャルの大会やJゲームに関するイベントもありました。ただガロスペという単なる格闘ゲームで終わらせるのではなくて「ゲーム以外のこともゲームとして遊ぶ」という、昔では出来た楽しみが、今でもできたのは本当に幸せでした。そこは昔は良かった、というのではなくて「今でも全然楽しいし、もっと面白そうなことが出来そう」という思いを抱けたのが良かったです。そういう意味で、社交場という場所として営業されているミカドやコミュニティに出会えて良かったと思いました。

また来年も、もっと楽しめそうな1年になると思います。

2015.12.31 / Category : 未分類

Axiom vergeネタバレと攻略

ネタバレです。
(適宜情報が追加されます)

100%達成時の時間。ゲームクリアは11時間ぐらいで出来ます。その後はパーフェクト目指しての作業です。
150919axiom_perfect

(ストーリー)
複雑な言い回しが多いので、あとで書きます。あとマルチエンディング。
ルサールカ達の性質やらも複雑なので、まとめてからの方が良さそうです。
daragaがドローンを食べたりするような小ネタがいっぱいあるようで、まとめきれないというのもあります。

(楽しい遊び方)
Xboxのコントローラ対応しています。悪魔城ドラキュラHDをプレイしてた人なら何も考えずにプレイ出来ます。

(隠しマップの探しかた)
・20箇所のうち、5箇所にアサインされている。

・ランダムなのでどうしようもないです。
ヒントは、隠しマップの近くになると画面がうっすらとノイズがかかり、体力バーの部分にわずかだけスキャンライン(薄い横線模様)が入ります。

(シークレットコードの使いかた)
適当に正解を入れても有効になりません。「マップに入ってから有効にする」というのがポイントです。なので、一度無効にしてから有効にし直すと認識されるようになります。

(行き先が分からない)
Edinで蜂を倒したら、Kurの最上部分を目指して、E-Kur-Mahに向かいます。
Kurの最上部分では入れないようになっていますが、垂直ジャンプでドローン(分身の虫)を出して一番高い所でYボタンで卵を割り、壁の上に着地すれば超えられるようになります。
最後の赤ジャケットを取れば、Ukkin-NAのボス地点に行くと、完全体となったElsenovaがいて、AthetosがいるMar-Uruへ行くように促されます。

(テクニック・無限ジャンプ)
場合によってはゲームのレベルを破壊します。悪魔城ドラキュラのリヒターっぽい感じです。
垂直ジャンプ→上方向にダッシュ→ドローン射出→Yで殻を割る→Yでトレースに代わる→L2でドリルを出す→キャンセルでドローン射出→Yで殻を割る→以下同じ・・・
通常ドローンからトレースに変わった時に再度ドローンを出すのは出来ないようになっていますが、ドリルを間に入れるとキャンセルが可能になるようで、幾らでも高いところに行けるようになります。

(最強の武器は?)
途中までは破壊力が一番高いKilverで、途中でシャード(氷の破片を撒く)、ライトニングガン(ホーミングレーザー)、最終的には火炎放射器が一番使えるような気がします。理由としては、壁越しに殴れるか、もしくは避けてても攻撃を自動的に当ててくれる要素はあるか?という所を考えるとこれらの武器しか殆ど使わないような気がします。

2015.09.19 / Category : 日常

東京にいる人は何故見栄を張るのか

以下、大阪の職場を経験してきた人間からの主観です。
見栄を貼ることを当たり前にしている人を見ていると、面倒くさいな、と思う事がよくあります。
特に「誰かに舐められたら困る」みたいな理由でアレコレ枝葉末節にこだわり出す、というケース。

こういうことが発生するのは東京のような人の多い都市部だと、一つでも瑕疵があるものを他人から認定されたら、即座に舐めて掛かられ、からかわれたり、底意地悪い事を受ける理由として成立するから見栄を張る人が多いからではないか、と個人的には思います。多い、というのはそもそもの「人が多い」「選択肢(ライバル)が多い」からで、処世術として自然発生的に「上から目線の言動を取る人間を牽制する」ために生まれたかもしれません。

日本社会の古くから身内を清浄、ヨソ者を不浄に結びつける心理的態度を示すと言われている事もあり、下賤とカテゴライズされた人たちの歴史も見る限り、地域的コミュニティが極小化している東京では「周りのやつは全員敵」のような、常に警戒や敵対心を持っていることが暮らすにあたって必要だったからかもしれません。

東京の職場を何回か渡り歩いてきましたが、だいたいお互いを攻撃するばかりでチームワークが作れない事が多く、自分勝手なアメリカ人と(アメリカかぶれの日本人)の仕事とそんなに変わりないという印象です。むしろ、攻撃しない分だけアメリカ人の方がまだマシ、という事もありました。

2015.09.13 / Category : 技術系

読書感想文「いいデザイナーは、見ためのよさから考えない/有馬トモユキ」

Q.ステマ?
A.さあ?

知り合いが新書を出版されたということで、買ってきて読みました。直接彼と共に何かをしたことは無いのですが、映像作家であった15年以上前から知っている上に何かと面識があり、本も出したのだから何か協力出来ることをしてみよう、というのが発端です。

自分なりにこの本を要約すると、彼の仕事は
・伝える仕事をしているので伝えることを出来る限り絞っている
・絞って伝えるために依頼者の言いたい事や背景など全体を見渡して、予算と優先順序から何を伝えるべきか決定して徹底的に不要なものを削る
・そこから見える形にする

という流れを実際の自分の仕事を通じて紹介しています。
詳細の考え方はものすごく平易な文章で書いています。このあたりはデザイナーらしく一文どころか句読点単位で気を配っているような、そういう綺麗な文語で書いています。このあたりだけでも読む価値はあります。

ただ、この本を読んでても多分、汲み取れないだろうというのがあって、彼の凄い所は、
・高校生の時からすでにプロに対抗できるような、非常に美しいビジュアルを作れる才能を持っていたこと
・あれこれととにかく詰め込みたいという依頼者とやりとりして、必要最低限のメッセージだけ選択をさせるという説得に成功させていること
・そして彼の作品で、彼のキャリアがあり、非常に高い評価を得てきたということ

それらが前提にあった上で、淡々と「こういうことをしてきました」と本には書いており、現実に即して考えると非常に敏腕であることは想像できます。例えば、説得一つ取っても「金払うのこっちなんだから、言った通りにしろ!!」とか「1万円の予算で1億円の広告と同じことをしろ」「無印良品程度のシンプルな奴でいいです」みたいな。下衆の極みのような一流や中小問わず、企業の広報担当からの無茶な要求を受けることは日常茶飯事であると思います。

しかし、そこに対して最終的には「彼の言うこと・やる事に信じたからいい結果を得られた」と感じる結果に何度もたどりついていて、実際に日本で代表するようなデザイン会社に席を置いている、というのは今までの評価の結果ではないかと思います。まして、デザインは依頼者の評判で次の仕事に繋がるか左右される事が大きいと聞くので、多岐にわたる取引先を知られることで、それが実績に繋がっているのだと思います。そしてそれは、彼の本を読んだ時には分からず、彼に仕事を依頼した時に分かることではないかと思います。

本だけではどうしてその結果になったのか?という途中は全て省かれているため、決して見ることは出来ません。これまで彼が紹介された雑誌のインタビューや記事などを読むことで彼の才能にもっと深く知ることが出来ると思います。
個人的にそこが彼自身の本からでは読めないのが残念でした。

Groove bird

2015.05.12 / Category : 小噺

第二種電気工事士に合格しました

以下、平成26年度の試験に合格した人が何をしていたのか紹介です。

筆記対策

・第二種電気工事士筆記問題集(黒本合格シリーズ) で実際に自分でテキストに書き込んで勉強する。

仕事の都合で、3月ぐらいから後期の申し込みをしていたので、最初はこのテキストの「物の形と記号と名称を一致して覚える」ということをダラダラと8月ぐらいまでやっていました。本当に1週間に1度、10分見ればかなり勉強した、のレベルでした。本腰で覚える作業に入ったのは8月ぐらい(試験の2か月前)になってからでした。

それからはこのテキストしか使いませんでしたが、問題の内容が自分で解説できるか?というところまで覚えるところまでやれればいいと思います。実技では必須ですが配線の本数をカウントする、というところは正直捨ててました。過去問などは新たに買わず、この本の内容だけはマスターする、というだけで十分でした。

・マンガで”そこそこ”わかる 新・第2種電気工事士 筆記+技能入門

試しに買って通勤時間に読んでいました。ザックリとしたことをなんとなく掴む目的には良いかもしれません。配線の線の引き方は黒本よりも丁寧に解説されているので、そこだけはしっかり読んでいました。ただし法規などは細かいことは書いていないので短時間でパッと通しで何回も読む、というのが良いかもしれません。DVDは見ませんでした。

・ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格2014年版

黒本と比較して、読み込んで行った時に冗長というか解説がそんなに良いものでもない、と感じました。個人的な好き嫌いだと思います。

実技・工具類

・ドライバ
VesselかANEXで十分です。すでに買ってたもので代用しました。プラス・マイナスは両方あった方がいいです。スイッチ類の取り付けはマイナス、レセプタクルはM4ネジで、磁石でくっつかないタイプだったので、プラスがやりやすかったです。

・ウォーターポンププライヤ
モンキーレンチでは代用は難しいです。というのもモンキーレンチは角をなめやすいもので、特に合成樹脂系の柔らかい素材だと一発で破壊します。というか、練習時に慎重にやってても合成樹脂製可とう電線管用コネクタを破壊しました。ボックスが出る問題がある以上、買っておいた方が無難です。あと、使い方は顎側に力がかかるよう回すということを覚えた方が良いです。

・電工ナイフ
買いませんでした。P957で大体のケーブルのシースなどが剥けますが、ゴムブッシングの穴あけにはどうしても必要なため、保険でカッターナイフを持っていきました。

・巻尺
固定できるやつがあればいいと思います。45cm、55cmは特に使います。

・ペンチ
家にあるもので代用できました。仕事でも使うので、keiba製のものを買っています。試験では使いませんでした。

・圧着工具 P-737
予想問題でリングスリーブ「大」を使わないのが確定していたので、これを使いました。

・VVFストリッパー P957
「切る」「剥く」「曲げる」が一つでできるので後述のものよりもこちらが良いと判断し、使いました。ただし、15mmの長さを測るときなどは裏表を逆にしないと使えないのが難点なぐらいで、使いやすさはこちらの方が上でした。

・MCC VA線ストリッパスペシャル VSS-1620
こちらは便利そうでしたが実際に使ってみると「線のどこに刃が当たるのかわかりづらく、覚えるのに面倒」「10cmまで図れるけど、持ち替えたりして見づらい」「右利き専用」「シースや被膜を向いた時に、引きちぎる形になるので全体的に仕上がりが汚い」「地味に重い」という感想を持ったため、P957にしました。

・愛三電機 第2種 技能試験材料セット
http://www.aisan.co.jp/products/exam.html
都内では貴重な「まっとうな品質のものをまっとうな価格で販売している店」ですので、ここで電材類を買いました。13種類の試験すべてをやっても十分に電線が余るようになっているので、レセプタクルや引掛シーリングローゼットの配線練習を十分にやりました。

・第二種電気工事士技能候補問題の解説〈2014年版〉
筆記試験でも使っていましたが、技能の事前の座学としてはこれが非常に便利でした。流れとしては、「配線のつなぎ方」「各線がそれぞれ何cm必要か?」「どのリングスリーブを使えばいいか?」というのを覚えていけば、共通して取り掛かることができます。あとは、何回もやって目標時間として25分以内に出来れば上出来だと思います。数をこなすにはなんとなくやるのではなく、何が出来ないのかを考えながらやった方がよいと思います。

具体的には、「最初の数問は何も考えずに解説通りに進める」「その時に気になったことをノートにメモにする」「次はメモだけを見て、自分でやってみて間違える(5分考えても思いつかなければアウトとする)」「不足しているチェックポイントを足してやってみる」「まだ足りなければじっくりマスターするまでやる」「慣れたら必要なところだけを見てやる」「何も見ないでやる」です。

実技では何を対策するべきか?

正直、レセプタクルやローゼットの配線に最も時間を掛けました。参考書にあるサンプルの写真は正直「見せるための時間を掛けた上出来すぎるもの」というのはあるのですが、それでも同等レベルのものを作れるように練習をしました。あとは、リングスリーブを浮かせつつ固定できるように親指の爪を若干伸ばしたりしました。

2015.03.10 / Category : 小噺

Filco Majestouch Convertible 2 レビュー

http://www.diatec.co.jp/products/det.php?prod_c=1872

※ここに書いている事は個人の使用した感想であり、ここで書かれたことを元にメーカーや販売店などへの問い合わせは行わないで下さい。

[購入背景]
もともとここの有線版の茶軸>赤軸の順番で買増して使用していますが、今回机の上の配線数を減らすために購入しました。
選定としては青軸が茶軸よりも軽いということで、実際に使ってみた時に作業の負担は減らせるかもしれない、という目的もありました。

[使用環境]
この製品をbluetoothで使用しており、bluetoothドングルはLBT-UAN04C2BKを使用しています。
http://www2.elecom.co.jp/network/bluetooth/lbt-uan04c2/index.asp
マウスはlogicoolのG602を使用しており、同梱unifyingのドングルを使用しています。

[使用感]
キー入力がスリープ復帰のトリガーとなるので、タイミングによってキー入力の抜けが起きてしまい、快適ではない。
一定時間入力されないと、電源onでもペアリングが解除されるのか、再度ペリングを行い、キー入力が抜け落ちてしまうことがあります。一度スペースバーなどを押して、起動させてから使う分には問題ないのですが、「さあ使うぞ」という時に使えないので、快適ではありません。一度起動してしまえば入力にトラブルは発生しませんが、省電力に入るタイミングがわからないので、空打ちしてから入力するという変な動作が必要になります。

これは、bluetoothドングルが原因なのか、キーボード側が原因なのかわかりませんが無線通信の設定が出来ないので、ユーザー側で解決出来ないようです。ただし未確証情報で、価格.comなどではドングル側を別のものにすれば快適になれる(logicool製のドングル)ということですが、ドングル側の品質によって左右されるようです。

logitecのドングルはおそらくですが、prinstonのPTM-UBT7と同じもののように考えられます。同梱ドライバCDを捨ててしまったためwindows7のwindows updateにあるドライバをインストールしてみましたが動作せず、prinston側のドライバをダウンロード&インストールしても正しく動作しません。windows8.1ではwindows updateだけで動作するので、ユーザ責任の上では問題なく動作しています。

[CherryMX軸の印象]
Cherry軸については、殆どは買った直後に対してのレビューで年単位で使用した人間によるレビューが無かったので参考用と書いておきます。
最近は店舗でblackpawnの4種類ないしは別の企業の8種類ぐらいのサンプルがありますが、あれはしばらく使ってからの感覚であり、購入直後のものとはかなり違います。購入直後はかなり固めになっていますので、サンプルは1年以上使った時のタッチに近いという事を参考にしてもらえれば良いと思います。赤軸と茶軸は同様の感覚だったので、青軸もその感覚になるだろうと予測して購入しています。

茶軸は3年以上使用していますが、1年ぐらいしてから少し柔らかくなったと思った所、そこからは安定した感覚があります。赤軸は1年程度で購入直後は非常につっぱり感がありましたが、最近はそのつっぱり感が弱くなって、打鍵感の気持ちよさを感じられるようになりました。青軸はまだ数週間程度で、現在は黒軸のようなつっぱりとメカニカル感があるので、かなり重く感じています。

[無線の衝突について]
unifyingも2.4GhzのISMバンドなので、bluetoothと干渉してると思えるような誤作動はわずかに感じられます。具体的にはマウス側のマウスジェスチャーが正しく動作しない回数が増えていることです。回数は計上していませんが10%程度の割合で発生しています。これは「むしろ機器側近く設置しているのに干渉しないように調整ができているから儲けもの」と思っています。

[切り替え機能について]
Xperia ZとXpeira Z ULTRAとPCを使って切り替えを試しましたが、すべて汎用的なキーボードとして使うことが出来ます。キースキャンを確認した所、USキーボードになっていたり特殊なキーアサインになっていないので、USBケーブルで接続した日本語キーボードと同じ動作をするようです。ただしAndroidのROMによっては、日本語キーボード配列が登録されていない事もあるので、そのあたりの解決方法をXDAやgithubを参考に自分で解決できない場合は諦めて下さい。

[製品の重要さ]
日本語108キーの標準的な配列で、テンキー付き、Cherry軸搭載、多機能キーがない、無線使用可能というと、実質これしかありません。
どれか欠ければエレコムなどでも安価な製品が多いのですが、機能的に非の打ち所がなく、見た目がオタク的ではない高級無線キーボードというのは全くありません。有線であれば東プレやHHHK、富士通など高級機のライバルはいますが、無線製品は全くない事からこの製品自体は価値として高い製品になっています。

[統括]
キーボードよりもbluetoothドングル(レシーバ)の品質によって使用感が左右されることが分かりました。キーボード自体は有線のものと同格で、無線でもかなり満足度が高く使えます。

2015.01.02 / Category : 技術系

C87 コミックマーケット出展のお知らせ

2014年冬のコミケットに参加しますので、お知らせいたします。

2014年12月30日火曜日 東地区 ”ユ” ブロック 25a
今回は色々と小規模で展開するため、14:00には撤収するような予定でいます。
新譜については、今回はプレビュー版をちょっとだけ持っていく予定です。

今のところの予定は、
「Platinum Wire プレビュー版(2曲入り)」 100円
ジャケットイラストはひろみんさんに制作頂いており、
その情報を含め、近日中に公開したいと考えています。

今年もまた音楽であったり、自分の暮らしにも色んな刺激があったので、それを踏まえた音楽が作れそうだなという手応えはありました。ですが、手段を模索するのに時間がかかって、6月ぐらいから考えてた企画がようやく形としてイメージできたのが11月末とか、そんなスローっぷりな一年でした。


ということで年末だし、一般公開というのは全くやっていなかったのでフルレングスで試聴版公開します。

今年もあと僅かですが、お付き合い頂ければと思います。
よろしくおねがいいたします。

2014.12.21 / Category : 新譜のお知らせ
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