あけましておめで玉金。
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年末から、さっぱり進まない事態が複数発生した。
同じような状況になった人が押し寄せているから早いもの勝ちになったのかと思うが、ちょっとそれとも違う。
陽気に剣呑としていたから、その分ショックが大きい。
明らかに何かに邪魔をされているようなぐらい、やることなすことに水を差されている。こういうのは徳を溜める時期なのだと割り切って、何もせずにダラダラとしたほうが良いのだろう。
泣いた所で気持ちの悪い中年が仕上がるだけなので、涙を拭いてまずはスマホ機種変の手続きをする。
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ドラム式洗濯機を買うよりも全自動洗濯機と乾燥機をセットで買ったほうがトータルでは良いのかなと悩む。
ドラム式については便利だ何だとあるのは分かっているけれど、壊れやすいというイメージを払拭出来なかった。それなら衣類乾燥だけ専用にすれば洗濯機の故障は別で出来るだろうという考えになる。
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アマゾンプライムで、漫才かそうじやないか論争で出てきたマヂカルラブリーの分析番組は面白かった。
内容がそのまま抜き出されているけれど良いんだろうかと思った。
https://dic.nicovideo.jp/a/%E6%BC%AB%E6%89%8D%E3%81%8B%E6%BC%AB%E6%89%8D%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%8B%E8%AB%96%E4%BA%89
色々と説明が省かれてしまってて、多分尾ひれがついていんだろう。番組内でも食って掛かっていたモダンタイムスのとしみつもズレを提示していた。
なんとなくだがそこは分かっている上で、説明をするためにわざとやっているプロレス的なものなのかなあ、という流れでも読める。
番組でテーマとは「M-1の公式サイトなどでは公開されていないけれど、なんとなく存在しているルールは何か?」を言葉にしている作業だ。
なので「自分たちが漫才だと言ったらそれで良い」と野田クリスタルも言っていて、別に舞台や劇場、テレビで楽しい時間を提供する才能に対して否定するものではない、というのがキーポイントになっている。
だが、M-1のルールから外れたら無条件で低い採点になる、ということを説明した。
挑戦者側だとM-1に期待する部分があって、面白ければなんでも良いはずだ、許されるはずだと拡大解釈を押し付ける人との断絶が起きやすいのも、としみつというキャラで具体的に出てきた。そして1つの共通認識であるはずだと言っている所も、断絶の象徴にも感じた。
芸事は、過去の伝統の考え方やルールを理解した上で穴を突かないと成立しないことが多い。音楽とか、絵画でも大体はそんな積み重ねになっている共通部分がある。コントも正直な所、今では演劇との境界線が曖昧になってきている印象もある。だからフォーマットを徹底的に考えない限り、漫才も相手の土俵にすら上げてもらえないというのが見えたような気がした。
この辺りは結構色々と学びがあると感じた。
流行だからとか、なんとなくで成立させているような部分が、若い人たちだけなら通用するのだと思う。若い人ほど絶対的な知見は少なく、何に対しても芸事は新しくて刺激的、という絶対的な強みが付くからだ。
じゃあ、興味がない人にも振り向いてもらえる、共通で刺激的で、新しいものどうやって出来るのかというのが芸事の一面だったりする。
番組でも言っていたが、パンクブーブーの佐藤哲夫を呼んでほしいなと思った。かつてのM-1反省会で猛烈な分析力で舌を巻いた覚えがある。