3連休の初日にワクチンを打ってきた。
初めて保健所に行ってみたら、母子のための施設というのがよく分かる、小綺麗な佇まいだった。
落ち着いて食事ができる場所があるというのだけでも助かるのだと思う。
色々とモラル的に虐げられる状況だなあと思いながら連休を丹念に潰される。
身体の調子が悪くなるのだから、ナマモノは止めようとか、頭痛薬をしっかり飲んで発熱は抑えようとか、夢もない計画をこなしていく。
待ち時間に山本四角の「ビーストリングス」を読む。もともとTwitterで公開されていた作品をひとまとめにしたものだが、化け物が世間に放たれたような気がしてならない。
福田晋一の「その着せ替え人形は恋をする」も買って読む。見てて清々しい気持ちになれる。あんまりリアルにやりすぎた話にウンザリしているのもある。
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Zeebraの公開処刑を聞いて色々と考える。
なんだか、「本当」という単語の使い方とかに背筋が伸びる。勢いなんだから、と言われてしまえばそれまで。
色々と発展した今からすると当時の雰囲気とか、どこからか出て着る空気感とかが今と違うのに気がついて、今の自分が見えているものがとても限られている事に気がつく。
昔だから客観視できるとか、なんだか都合いいよな、と。
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Destiny2をプレイする時間を削って、コンテンツを見るようにしたらかなり色々な物が見られるようになった。
https://twitter.com/between0621/status/1499730308056629252
バウンティが簡単に30分ぐらいかかる時もあるし、なんだか同じことを延々と繰り返しているなと思うことがあった。
働かないでワンシーズン、ずっと寝てる時とトイレ以外はずっとプレイしている人もいても全然おかしくないゲームだし、それに見合うようなバランスもしているから自分が全リソースを掛けた所で終わらないというのが確定してて区切りのない達成感はこのゲームからは得られないのだと、切ない気持ちになることがある。
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注射を打った翌日朝4時にスカッと目覚めてしまう。なんとなくの全身筋肉痛がある。腕のむくみはなく、疼痛だけ。
念の為にバファリンを飲んで不要な悪化防止に務める。
この年になってから頭痛薬が「鎮痛剤」または「痛み止め」という言葉とほぼ同意義だと知る。痛み止めという薬はアニメやゲームだけのものかと思っていた。手軽に入手出来たりすることもあるので、随分便利な世界だなとは思っていた。
連休の最終日に高熱が発生し、具合が悪くなった。詳しくは書かないがセルフで胃洗浄を何度も行い、茶碗1杯のメシを食うのに2時間掛かった。一口食べたら、半目で失神して気がついたらまた食べるようなよく分からない状態だった。
この時に遭遇した一番の恐怖。
副反応の高熱だと気がついたのは就寝中で、「ネットフリックスの再生ボタンを押すと画面グリッチが発生する」という不具合クレームを受け付けるという理不尽な夢を見ていた時だった。
嫌な夢だと気がついて客観視しようとしたら誰かが「夢から覚めると思ってたの?」と言って、おれを現実から夢の中に叩き込んだ時にはパニックになった。夢からはある程度覚めて、天井の模様は見えているのにワーキングメモリすべて埋め尽くすような膨大なデータが脳みそや言語中枢すべてを埋め尽くし、考えられなくなるという状態になった。口をパクパクと開けていたような気もしていたが、頭の中は0.1秒単位で意味不明な静止画の幻覚がスライドショーで流されて何をしていたかは分からない。時計は見えていたのだが、多分9時間ぐらいは金縛りのような感じで身体が動かなかった。
これを書いている時も睡眠時の恐怖が突然来るのかも知れないと思って、眠れなくなっている。
下手に養生をしていたからか低血糖になり、頭痛も連鎖したために椅子に座ったまま飴玉をひたすら舐めて時がすぎるのを待っていた。