喉は別扱い

気管支炎だと肺になるが、喉の病気はしっかりと区切られているようだ。難しい。

気管支炎が治ったのだが、声枯れが治らず違う病院に行くことにした。自宅からはそこそこ遠い場所になってしまったがGoogle mapのレビュー通り、丁寧な治療を受けることができた。精神的に気休めも得られたのでだいぶ良かった。だが何が起きているかわからず大学病院に行くことになった。

自宅の近所の病院を調べると2.0未満になっててもおかしくない、ヤブ医者だと喧伝されている場所ばかりだ。ちなみに数年通ってるかかりつけ医は1.9だった。

Google mapのレビューは悪口を書く場所としか認識できない人が多いだけで、そうじゃないだろうと思ったら本当のヤブ医者を引き当ててしまったこともあるので、徒歩圏の病院においそれと行けない状態になっている。とある大病院でも過去に検査で1日時間を取られて、「これは確かに病気っぽいですね。でもなんでしょうか?」みたいな医療機関の有資格者からトンチンカンなことを言われて、治療もせず薬の処方も町医者紹介もせずに、モヤモヤとしたまま終わったことがある。東京の下町は医療に関してはしっかり調べないと期待できない。

その昔、どこかでたまたま見た明らかに怪しい病院みたいなレビューを見てむしろ行きたかったことを思い出す。「医者一人でワンオペ、薬を適当に出しているだけではなく、会計までやってる」とかそういう文言だった。

とりあえず、精密検査でしっかり病名を確定させることが目的なようだ。


久しぶりに餃子の王将へ行く。ムーシーローと餃子を食べに行くためだ。喉に悪いので酒も飲まずに食事をしているとびっくりする演説をかましている声が聞こえてきた。

「若者のやる気を…」とか、「就職氷河期だった彼らを…」、「子供への食育が…」みたいな文脈が支離滅裂で、現実と接点が無い人が繰り出す単語がどんどん出てきた。真面目すぎちゃってカルトに養分と狙われる人の話だとすぐに気がついた。立石の居酒屋でよく聞く「岸田が…」とか、「税金が..」みたいな下町のしがない人たちの話とは系統が違う。本物だ。

自分の目線で何ができるかみたいな単語が無かったから、明確におかしな事を言ってるのが丸わかりだった。酒を飲んでる時のようなだらしない大声かと思ったら、しっかりとしている。更に危険だ。

こうなるともう体の中に緊張感が走り、餃子の味がしなくなる。幸あれ。


最近は井川意高のYoutubeを見ている。

「面白いけどアウトのギャンブルおやじ」というジャンルに自分の心の中の整理棚に収納している。見た目は骨格からか日本画の戦国武将のように見えて不思議な感じになる。面白い所は、殿上人の立場で国家権力のカスみたいなところを素直に言ってたり、欲望や人間的な本能に忠実な発言をしているのが見ていて軽妙に感じる。業を肯定した物言いを見ていると人を食ったような発言をしているひろゆきと似ている所はあって、異なる面白い人種を見ていると言ったほうが良い。

ただし、言動とか見てても厄介な性格にしか見えず、怖いので近寄りたくない。


台所のコンロの電池が切れた。

昔のコンロだと発火させる時だけ電池を使っていたと記憶していたが、10年ぐらい前に買った奴だと火事防止機能が働いているのか、ライターで最初の火起こしをしても動作しないようになっているようだ。

コンロを使う時は夕飯の支度をしている時であって、すぐに出かけられる準備などをしていないタイミングだ。単1電池の予備など持っていないため、急遽カセットコンロを出して炊事をすることになってしまった。

翌日、100円ショップに行くと単1電池と単1電池にするケースがあったので両方買っておく。ケースがもしも使い物にならないと分かった時用だ。

コンロに電池を装着すると「シュババババ」と高速で点火するようになった。今まで「パッパッパッ」と何の気無しに考えていた音と全然違う。電池を入れ替えた時にだけこの驚きが出てくるのだから、年に1回は交換する習慣にしてればよかった。


動画を色々と見てるとスバルのレヴォーグが良いなあと思って見ている。

現時点で車を所有する目処が無い。


リュックサックがやたら腐った魚みたいな匂いがするからと洗濯機で洗った。

中をきれいに空にしていたと思ってたのに、買ってたことを忘れてたいつかのシュークリームが出てきて、家庭の中に恐ろしい緊張感が走った。

リュックはもう一度洗って干すことに。


大学病院に行ってきた。

待たされると聞いて朝7時頃に到着したが、すでに老人達が受付で群れをなしていた。行列は予約なしの先入れ先出し方式だから仕方ないのだが、都心のバリアフリーも無い場所にこんな早くにいるならこの老人たちは健康じゃないのか?と思ったりした。

昼まで待って、麻酔もロクに効かない状態で鼻にファイバースコープを入れられる。検査の都合、仕方ないが喉の奥までディープスロートをさせられたので志村けんみたいな「オェーッ」という声を何度も出してしまった。涙も止まらない。

前の病院よりも解像度の高いカメラだったので、はっきりと状態が分かった。「まだ気管支炎が治ってない」という可能性が高いようだ。最初はネットで調べると恐ろしい病気の可能性が出てきて、死ぬということもそんなに不思議じゃない歳だしなあ、みたいな考えにまで落ち込んだが、どうやらそういう可能性は外してても良いらしい。

結果として今まで処方してきた薬を調節して、長期的に飲み続けて直していきましょうという対応になった。


坂井風太という人事系の人の動画をたまたま見た。

「専門用語で言いますと」を連呼してて、本筋から逸れる要素をねじ込んでてうるせえなあと思った。動画編集のせいかもしれない。

更にプレゼンのコマ割りで視線の移動のさせ方もスッキリしてないのも不満につながってるのだと思った。書いてないことを補足しているのか、脱線しているのか曖昧で複雑なようで単にブレてるだけという印象だった。

こういうのって、ビジネスの場面だと「さっさと話せよ面倒くせえ」と言われない代わりに居眠りされるパターンとして見てきているので、色々とムズムズしてくる。日頃、鬼越トマホークと永野の動画を好んで見てるとこの辺の会話の快楽に対して貪欲になっている。どこかのタイミングで一発、怒鳴ると聴衆の心を掴むだろうなみたいな、とその間を狙っている自分がいる。悪意がすごい。

2024.09.14 / Category : 小噺

気管支炎の静養は、ほぼ瞑想ばかりになっている。

最初はわずかな刺激でも駄目だったので、外気を直接吸えずマスクで自分の呼気と混ぜてから呼吸をしていた。クーラーの効きが悪い、部屋の隅に行くだけで咳が止まらなかった。一番まいったのは、寝返りをうった時点で咳が止まらなくなることだ。治りかけでも寝返りすると咳が必ず出るぐらい、後に引いていた。

横になっていると肺やら気管支に痰が貯まり、窒息しそうになるので、椅子に座ってひたすら呼吸を整える。ゆっくりと首を上げ下げするぐらいで、ほとんど身動きをしなかった。

1分もしない内に痰が気管支に集まり、それを咳などで出す。上手に飲み込んで胃に送れば良いだろうと思うのに、上手に気管支へと戻ろうするので定期的に洗面台などで取り出す。朝は喉の筋肉が強張るからか、だいたい赤いものが混ざる。眠っていた体が起き出しても追いついていない。1時間ほどすると赤いものもなくなり、ひたすらどうやって出てくるのか分からない、大量の痰との戦いが始まる。

Amazonで介護用品のカテーテルがあったが、喉にずっと咥えていればすっきりするのではと思って眺めていた。どうやら個人でやるようなモノではないらしい。

温かい飲み物で喉を温めることすら出来ない。ひどい咳が止まらなくなるのでずっと水道水ばかりで水分補給をしている。氷水ならまだ大丈夫らしく咳は出ないが、喉が締まり治りが遅くなるのを感じる。食事も大体はヨーグルトとゼリーぐらいしか食べる気力が出てこなかった。徐々に咳の頻度が収まれば、ゆるいオートミールなどが食べられるようになるが、出来立てのものが食べられるようになるのはずっと後だ。


最近は、米が売っていないというのを実際に目の当たりにしている。

何年も前からの話になるがトイレットペーパーやらヤクルト1000だの言った商品が、都内だと「有れば買う」みたい暴走したfor文みたいな行動をする集団に何かが荒らされている。田舎だと、都内へ優先されるから田舎に来ないという諦めがあって、「東京なら限定グッズが潤沢に買える」みたいな幻想を抱いていた。が、都内に住んでいても現物のみそきんも一度も見ることが無かった。

本当に困るのか?というは自宅で炊きたてご飯が食えないという点を除けば、おにぎりや弁当は普通に売ってるしで単になんとなく不便、というのにとどまる。理解の落とし所がモヤモヤする。サトウのご飯も売っている所もあるし、食えないという危機感が全く出てこない。

別日、通院の帰りにある所に行ったら米が普通に売っていたので一人暮らしで腐らせることなく食べ切れる量を買った。単にコンビニやらスーパー、ドラッグストアや量販店を狙い撃ちにされていることが分かる。誰が米を買うのかを推測する。


オモコロの動画を見て「ヤンソンの誘惑」を作った。

マカロニが入っていない軽い野菜グラタンのようなものかと思ったら、ネギと芋によるシッカリした炭水化物のため、サラダを添えたりしないと食いきれない。思った以上に暴力的なメシだった。

実家では似たようなものは作っていて、アンチョビの代わりにコンビーフを敷いて、生クリームもかけない代わりに芋とタマネギは火を通したものが出てきた。チーズをかければほぼグラタンだったが、ホワイトソースを用意するのが面倒くさいし子供の頃は出来合いの缶詰しかなく、量を調節し辛いという理由で本当のグラタンを食べるぐらいなら冷凍食品で済ませていたような気もする。

この料理での反省はとにかくアンチョビの塩加減。難しい。生クリームが塩分を帳消しにするからと怖気づいて多めに振ってしまった。そして生クリーム。オリーブオイルなどと違ってアンチョビと混ざると強烈なソースとなることを初めて知った。ホワイトソースのような優しいものではない、出汁も要らない旨味のパンチが効いた味になる。偏食の人が苦手なガチ洋食の味だ。油分が少ない生クリームを使った方が全体的なバランスが取りやすくなると思うし、濃いめの牛乳で良いかもしれない。パン粉も使う手前、バランス的には煮込み料理にした方が食べやすい。

パン粉も香草焼きぐらいのレベルで掛けるとサクサクとした食感が楽しめる。多すぎたりすると生クリームを吸って美味しくなくなるのであくまでも表面にしっかりつける位が良い。

タマネギに砕いたドライバジルとタイムを一緒に炒めこんでおくと香りが良くなる。作り込むといい感じの惣菜ができる可能性が高いので、今年中にあと何回か作ろう。


Stable Diffusionである程度自分で作りたいものが作れるようになると、頭の想像力のとの対話になる。

今まで考えてきてなかった、自分の好みなどをプロンプトにするのだが、一体自分は何が好きだったのかが分からなくなる所にスーッと落ちていく。視覚的な表現なのだからある程度構図があったりするはずなのだが、「何を書いたら自分が満足するんだろうか?」みたいな所に問いただしていくと何も浮かばない。

こういうのは大概、インプットとそれで醸成してきた妄想みたいなものが霧散していることを意味している。妄想力がほしい。


ゼロコカコーラのカフェインレスタイプを買ってみた。

炭酸水とそんなに変わらないという理解を超えた飲み物。カフェインが入っていないために頭がスッキリしないからか、体の調子が狂う感じがしてくる。カフェインを欲している時に飲むと逆によくないかもしれない。


ツイッターで、価値ある情報を発表するアカウントを徹底的にAIでスコア付けして、低い発言はノイズ扱いにして可視化させないようなプログラムが欲しい。ゾンビ以前にタグを付けて関係性のない発言をする一般アカウントも遮断できれば良いのにと思う。場合によっては一般アカウントの何気ない発言もこちらからしたら要らないこともある。隠せるようなフィルターがあればと思ったりする。課金しているシールもあるが発言内容に対しては担保するものではないので、見ている側からしたら何のメリットが無い装置でしかない。

googleで特定の単語を遮断する拡張機能があったりするが、専門性が無い人が根拠もなく専門的に聞こえるような発言を遮断したいので目的には即していない。


The Callisto Protocolのプレイ動画を一連で見た。

雰囲気はすごい。でもゲームの視覚で快感が全然感じられないのでとにかく地味で苦しいゲームにしか見えなかった。

「XX恐怖症」みたいなものは丁寧にグラフィックに落とし込んでいる。その表現というか見ているだけで忌避感を催す演出はすごい。「XXがあったら嫌だなあ」という所が各所に入っている。Dead Spaceの時には延々と流れ続けたバイオリン効果音はなくなったが、一体の敵が動かなくなるまで延々と殴り続けるバイオレンスが淡々と続く。前作だとゲームらしい敵の弱点があったが、そういうのは無くて長時間殴りつける時間が続くので、そういう気色悪い空気感だけが強調されていると感じた。


耳や指のリハビリということで、人差し指ピアノの状態でSpellbound/SUZUKIを耳コピーし始める。

何回も再生して、メロディ部分は大まかに弾けるようになったが、根音がC#だかB♭なのかすらよく分かっていないというか、オープニングのリフに対してのボイシングが全くできていない。20年前に本人からmidiをもらっておいて、忘れているのでとても良くない。(いただいたmidiファイルはHDDが故障した時に手元から無くしてしまっているので許してほしい。ちなみにSUZUKI氏本人もmidiからBMSにする時に弄りすぎて原型をとどめていないので、基本的な旋律など以外はほぼ楽曲というよりも素材みたいと言っており、確かに全然違ったものだと記憶している)

2024.09.03 / Category : 小噺