2013年秋のM3にて、前回より引き続きPinokiti Records様へ楽曲を提供させて頂きました。
アルバム名は「Fruited Vagabond Vol.4」
提供楽曲名は「Jack-o’-Lantern」
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今回は、ドラムンベースでも2012年末から更にシンプルさが磨きがかかったneurofunk楽曲を制作しました。
所謂「変態サウンド」と言われることが多いジャンルですが、他ジャンルでは基本的に聞けない音色やリズム、空間構成が疾走感と相まって非常に聴くだけで自然と耳が肥えてくるようなジャンルになってきております。
数年前までは、total scienceやplayaz系のアーティストが中心とするような、オールドスクール感溢れる音楽ジャンルでしたが、2008年ぐらいでsporやxilentを筆頭とするアーティストがデビューし、メインストリーム系のドラムンベースに対応するようなサウンドがリリースされてきました。
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=4KjoWLNqIoo[/youtube]
今まではこのような、amenありきのサウンドが中心でした。それから現在は
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=AAN90dq7T-I[/youtube]
[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=jlEDbeAGBm4[/youtube]
お聞きの通り、サンプルの選び方からmix技術まで、全てが変わりました。
色々な製作者が音楽雑誌computer musicやyoutubeを通じて技法を公開し、そこから更に新しいサウンドを作る風土というのが生まれてきた、というのがあります。またアーティストが直接制作したサンプル集がドンドン発売される風潮も生まれたことから、サウンドの幅が広がった一つの理由だと思います。その幅は広がりすぎて、vengeance soundがessencial soundシリーズを作ったとしても、全くそれっぽく聞こえないサウンドになるでしょう。
この辺りは来年初頭にまた、書きます。
他ジャンルの話ですが、dubstepがサンプルなど制作環境が非常に整えられ、それっぽい音というのが作りやすくなり、楽曲を通じて作っている人間の感性を読むのが難しい濫造の時代になってきたと感じます。その意味では作り方は正解のない中で模索し、何故か正解を叩き出している音楽です。その、自分で新たな模索が出来るneurofunkが現在楽しいと感じて、制作を致しました。