読書の秋

というけれど、勧められるような本を乱読していないし下手に本も読んでいないことを思い出す。
本がちゃんと読めない状態に陥ってから、リハビリが終わっていないという気もしている。ある程度なら読めるが、文字によっては理解力がみるみるとなくしていく。
以下は読めるチャンスがあれば読み返したい作品。

– 女より弱き者 / バーサ・M. クレー
金色夜叉の種本と言われている作品。パクってんじゃねーか!!とツッコミを言いたくなってしまう。金色夜叉は未完結なので、どうにもギクシャクした感じもするがなんとなく細雪/谷崎潤一郎に繋げて読むと、金を持っていたり、文化的なレイヤーの厚みみたいなものを読んでドンヨリとした気持ちになる。

– 沈黙 / 遠藤周作
映画でも良いかも知れない。信念を捨てられるかと信仰について考える作品。
一方で当時の豊臣秀吉以降の日本政治で、奴隷として日本人が世界各国に売り飛ばされていた面を知ってから見直して見ると、随分書き方次第で変わるんだと思ったりするはず。

– 憂国 / 三島由紀夫
浪人時代に今井宏先生に勧められて読んだ作品。色々と作った側の感覚はあるのだけど、今の感覚で改めて見たほうが良いんじゃないかと思った。

– 小僧の神様/島崎藤村
仙吉についての思いを巡らせるには、性善説と性悪説のどちらかで考えるのか、というのがある。そして、欲も嫉妬もある世界ではどんな動きがあるのか、という見方でもう一度読み直したい。

– 雪国 / 川端康成
いわゆるセフレの関係にある話。富山のローカルスーパーの話ではない。
結末からして当時は、主人公はなんとなくあの後面倒くさくなって、二度と駒子に会わなくなったんだろうなと解釈していた。

—-
「イカゲーム」という韓国ドラマを知る。
チラっと見たがドラマが完全に日本のクオリティを超えてると思った。
近い時期に「今際の国のアリス」が公開されたけど、人物衣装がドン・キホーテで買ってきた格好の延長線上にいるようにしか見えなかったり、全体的に安っぽい感じばかりが強く前面に出ているような印象を受けた。
全体的に日本ドラマや映画が本当の金持ちの匂いがしない問題があるかもしれない。

—-
TKCのBananaSplitが届く。Rick&Anna StoreにあるMachoと比較している日本語圏ではかなり少ない情報かも、という謎の自負。
結局のところ違いは分からない。けれど、怪しいという気持ちは拭い切れない。
明らかな違いというのは分からないが、見たり感じたりしてわかる範囲だとTKCのBananaSplitのほうがEqualzの刻印がしっかりと刻まれている(彫りが深い)のとバネの抵抗感が違う。

素材自体の違いというのは無いと思われる。
ステム、ハウジングで違うというのもなかった。素材起因の光沢というのもなかった。BananaSplit自体の製造ロットごとの違いにも思える。金型によってこのような刻印の差異が発生しているものかも分からない。
モノがとにかく欲しいのであれば止めはしない、という結論。JWKとかEverglide程度であればかなり流通しているのであんまり不安になる事は無いのだが、ベンダーがブランドを作ってそれを買うというのを踏まえていないと不安に襲われるだけだった。

Tangerineの時もそうだけど、Stockの段階でかなり触った感じが良いし、ルブされているのでわざわざ拭いてルブせず、そのまま使ったほうが寧ろ良かったりする。自分はルブが下手くそなので、途端にバネの感覚が重くなる。丁寧にやればちょっとは変わるかも知れないが、効果が微妙なのに軽く半日溶ける作業をするのも気が重いので、Youtubeを見ながらというようなタイミングでやっていた方が精神的な負荷は減らせる。

フランケンスイッチについては、自分の体調や感覚がずっと変わらない上に何かしらの機械的な判定するような機器がないと無駄な時間になるという考えを持っている。
他人に対して揶揄するものではなくて、自分では40gのバネが良かったと思ったらそういう感覚も日によって変わる事も自覚したので少し戒めた方が良いと思った。

—-
AquaKingの再生計画として、Kureのプラスチックセーフを使ってみたらかなり綺麗に取れた。べったりとグリースが付いているので、まずは拭い取るのが必須だが、慣れたらスッキリと取れた。これでもう一度ルブすればとも思うのだが、ルブされていないタイプをGroupBuyできれば、そちらのほうが売れるんじゃないかと思った。今は改善されているのかもしれないがルブなしのタイプの需要は結構あるはず。

2021.10.10 / Category : 小噺