2016年6月現在の光華商場の印象

自作PC大好きおじさんとして一度は行っておきたい、光華商場とその周りへ行ってきました。
光華商場、MRT(地下鉄)の忠孝新生駅から結構歩く所にあるのでタクシーで行ったほうが早いと思います。

台湾は日本に色々なメーカーが出ているから、さぞかし地元系B旧メーカーが地場産業としてカオスなもので溢れかえっているのでは、という妄想で行きました。
しかし、結論から言うと品揃えやら、突き詰めていく感じは秋葉原や日本橋に負けている感じでした。ただ中国語が出来ないので、喋れるとカオスなのかもしれない(裏で海賊品を売ってくれたりとかそういうアンダーグラウンドな感じ)という可能性はあります。

思ったことを以下箇条書きで。

・基本、見るから駄目くさいものはなくクリーンですが、ラジオデパートみたいな手狭な店舗がほとんどでした。
・台湾の自作とは「ASUSやMSIのメーカーのタワー側PCを買って、CPU、メモリ、ビデオカード、HDDを増設する」という流れが殆どのようです。
・光華商場にはPCケース、電源屋みたいな所は一切ありませんでした。売ってるかもしれないけど、AntecやSuperFlower、SeaSonic、SilverStoneという名前は見ませんでした。
・CPUクーラー屋なんていうのも無かったです。水冷とか全く見た記憶がありません。お膝元ですが。
・店は「セブンイレブンの隣にセブンイレブンが建っている」みたいな感じでした。お互い在庫を抱えてリスク分散、という感じです。

どこも現行製品のゲーミングPCやノートPCを売ってて、増設や余ったPC用に作れるパーツを一応売っているみたいな感じでした。正直ツクモやソフマップ、Arkのような尖った店を期待していたのですが、そういうのは全くありませんでした。まして古いPCパーツを入手は出来ない感じでした。PCのケースをカスタマイズをする、っていうのは日本とドイツ、アメリカぐらいでしか出来ない趣味なのかもしれません。

パーツ自体も値段的に日本となんら変わりなく、ロジクールの製品が増税前ぐらいの値段だったぐらいで、台湾に来てPCを安く組み上げる、っとていう過去の話はとっくに今では通用しないようでした。(この話も1990年代の話なので間違えていますが・・・)

そういう意味では、台湾のcomputexに出店している企業は内需に期待していないで参加している、という事もわかり、海外のパートナーを探すための招待型イベントになっているんだなというのが分かるようになりました。

ちなみに隣りにあるSyntrendというモールは再開発地区なので、そこのランドマークタワー的に作られて「おしゃれなハンズ」という感じでした。1階から8階まで全部スマホとオタクと若者文化(スポーツやらアパレル)まで詰まった、アキバに出来るとかなり凄いことになるだろうな、という予感がする建物でした。

2016.06.05 / Category : 小噺