以下、大阪の職場を経験してきた人間からの主観です。
見栄を貼ることを当たり前にしている人を見ていると、面倒くさいな、と思う事がよくあります。
特に「誰かに舐められたら困る」みたいな理由でアレコレ枝葉末節にこだわり出す、というケース。
こういうことが発生するのは東京のような人の多い都市部だと、一つでも瑕疵があるものを他人から認定されたら、即座に舐めて掛かられ、からかわれたり、底意地悪い事を受ける理由として成立するから見栄を張る人が多いからではないか、と個人的には思います。多い、というのはそもそもの「人が多い」「選択肢(ライバル)が多い」からで、処世術として自然発生的に「上から目線の言動を取る人間を牽制する」ために生まれたかもしれません。
日本社会の古くから身内を清浄、ヨソ者を不浄に結びつける心理的態度を示すと言われている事もあり、下賤とカテゴライズされた人たちの歴史も見る限り、地域的コミュニティが極小化している東京では「周りのやつは全員敵」のような、常に警戒や敵対心を持っていることが暮らすにあたって必要だったからかもしれません。
東京の職場を何回か渡り歩いてきましたが、だいたいお互いを攻撃するばかりでチームワークが作れない事が多く、自分勝手なアメリカ人と(アメリカかぶれの日本人)の仕事とそんなに変わりないという印象です。むしろ、攻撃しない分だけアメリカ人の方がまだマシ、という事もありました。