もう秋葉原にめぼしい物が残ってない

右の人差し指にガングリオンのようなものが出来る。
関節ではなく指の腹の奥に出来た。
指に力を入れると違和感。

昼に良いものでも食おうと、ほうとううどんを頼む。
出てきたのはかぼちゃ入りの味噌煮込みうどん。
うどんも1玉いくらで売られているいつもの奴だ。
うまいのに物凄いモヤモヤした気持ちに。

年賀代わりにカレンダーをもらう。
珍しい、半紙に印刷した12枚綴り。日めくりのようだがちょっと違う。

今年最後の仕込みをひとつ終わらせる。
いつもなら何気ないのだが、徐々に年末を感じている。

秋葉原に出かけてあわよくばRadeon RX6900XTを買おうかと欲の皮が突っ張らせたが、見事にどこにもなく閑散としていた。
RTX3090も買えるほど仕事をしていると自負しているのだが、店頭で眺めていてもコスパが悪い製品にしか見えず、「金をかけた割に・・・」という気持ちになってしまい、RTX3080Tiが欲しがる人の気持ちが分かった。
3080は在庫殆どなかったが、メモリが10GとGTX1080Tiを使っている身分からすると「だったら我慢しよう」という気持ちになった。
NZXTの510はUSBコネクタの作りが安っぽかったので、気持ちが冷めてしまった。
衝動買いをしようと思ったのに、何かが霧散していく。

マニキュアを始めているが、爪に安心感を持つだけで全然違う。
残念なのが透明なベースコートとマットなトップコートで、出来る限り自然な爪に仕上げたいがどうにも知識が及ばない。

2020.12.18 / Category : 小噺

スタッキング接続の利点

朝、外に出ると1月のような本格的な寒さがやってきたと実感する。
カイロを2つ腰に貼るだけで朝の辛さがかなり和らぐ。
朝の青空を見ながらコーヒーでも飲めば気分がマシになるのかもしれないが、どうにもコーヒーが体に合わない。

ケンコーマヨネーズのガーリックバターソースが美味そうだなあと思いつつ、週末にスーパーで売ってればと思いながら仕事を進める。
スジャータのコーンドレッシングも良さそうだ。
今年、自分にとってのベストバイは綿100%の毛布だった。秋口に買っていたが届いたその日から自然と体に馴染むし温かい。
あとは沖縄に行った時の「雪塩かける」はとても良かった。ジャンキーな使い方だが、餃子の王将のように唐揚げに付けて食うのが相性が良い。
コロンヤについては、香りはともかく化粧水感覚で瓶からアルコールを取り出して消毒をする、という習慣は良かった。スプレーボトルを持ち運ぶのもアレだが、アルコールを小さいボトルに入れてこまめに使っていると、香りが気分転換となって具合がいい。
今週末辺りに自作の香料入りアルコールを作る予定を入れる。

職場近くのセブンイレブンで昼飯を買おうとしたら、カップ麺の殆どが変化球だらけで意欲が湧かずにカップヌードルを買う羽目になった。
ペヤングの大盛りとか激辛や、変なフレーバー、人気店(というが知らない)のものを見てても、昼に休憩するにはどうも話題性に舵を切ったものだらけだ。

Cyberpunk2077の音がブツブツ言う問題が解決した。単にUFXの通常設定が48KHzにしているから発生してただけだった。
解像度やテクスチャーを落としてゲームの負荷も30%程度にまで落として解決しないから、44.1KHzにした途端に収まった。
もう少し画質を上げてプレイする。
まだノイズが気になって10分もプレイしていない。

夜、洗濯物を乾かそうとベランダに出ると息が白いことに気がつく。
もう年末だ。

2020.12.16 / Category : 小噺

魔女の垣間見

会社に出てからしばらくすると突然、ギックリ腰を予感させる腰痛。
何故か腰から悲鳴ともいうべき、小さい筋肉が裂けていくようなチリチリと痛みが走る。
最近は寝相が悪いからか、変な息みでやってしまうような緊張感が訪れる。
昼休みに気休めでカイロを腰に貼って痛みを誤魔化す。
案外悪くない。
家に帰る途中で猛烈に熱いというカイロを買って買えることに。

M-1を楽しみにしている。
あれこれと下馬評番組があるが、年末とはこういう感じなのかという新しい気持ちになれている。
今までに無い時の過ごし方をしている。
ソレを見つつ、もう少ししたら頭の中を真っ黒にして、クイズ正解は1年後を見たい。
今年はテレビ番組をよく見た。
あちこちオードリー、かりそめ天国のトーク部分だけ、やすとものいたって真剣ですなど。
全体的に仕事の話をしているトーク番組が多い。近い年齢の人がぼんやりと話してるのが良い。
仕事やビジネスで話すと「うるせえ」みたいな宣伝とマウンティングが多いので、酒も飲まずにグダグダと話してるのを見て、孤独が解消されて気持ちが落ち着く。

サイバーパンク2077。
GPUが悪いかと思ったらCPUが70%超えで、それでか音がブツブツ言ってる様子。
たまに100%に張り付いたりするので解像度を変えて様子見。

Destiny2
またクッキー焼くのかよといううんざりした気持ちに。

BPM
ローグライクというのでやってみたが、楽しさがまだ分からない。
音楽もそんなに好きではないので気持ちが合わせられないというのが一番の障壁。

良いこと悪いこと
・結果は分からないけど一つずつ問題発見と完結まで。淡々と無事にこなせてるはず。
・子供みたいなことを言うな!「俺は言われただけ?」いいからやれよ!

2020.12.15 / Category : 小噺

新しいpcを組みたいのか目的が曖昧になる休日

買いたいけれども、買えないという結果であった。

Ryzen9 5900XとRadeon RX6900XT。
元々2年前の正月に並んで買ったものだったのだが、なんとなくビデオカードが絶妙にパフォーマンスが最大限ではないという事に気がついている。
13年ぐらいぶりにAMDに再び戻るというのもわずかに期待している。
社会人になってから初めて組んだPCがAMDというのもあるが、もうそろそろ新しいものを作りたいという欲求が出ている。

とりあえずAsrockで組んでみたいのだが、年を明けていつから買えるようになるのか少し待つ。

Destiny2、無事に今週できることをあらかた完了させる。そして1250に達成する。
レイドをクリアしないとエウロパのクエストを完了できないと知って、気持ちが折れる。
アイアンバナーをまずはこなし続けたが、タイタンが延々と暴れているゲームとなっている事が多い。
ショットガンで狙うか振動ストライクで大体なんとかなるバランスになってきている。
そして、急降下という押し付け合いに遭遇することが多い。まだまだフェルウィンターが現役。
物試しと無謀な宣託を使ってみたところ、反動が少なく取り回しのしやすさに気が付き、いきなり第一線で活躍するようになった。
キネティックの武器がどうにも思った感じにならない。

2020.12.14 / Category : 小噺

3時間40分・58度

低温調理器でローストビーフを作るというものの、ジップロックに水が入り込んでしまった。
しかし、思ったよりも味に悪影響はなく美味しく食べることが出来た。

平日の昼下がり、空気だけが昔の11月のような空気だった。何かが燃えたような臭いがする、どことなく枯葉がくすぶっているようなにおい。
淡々と仕事をし続けていくと、選んだものと自分の得意なものなのかが分からなくなっている状態に陥る。

作曲については、久しぶりにやってみようかと思ったが、ここに来て「頭で鳴っている音楽を移植する」というのが本当に億劫になってしまっている。
いわゆる絶対音感もなく、リズム感も悪くなってきているために頭でマスタリングまで済んでいるものを10分以内で形にするというのに、イライラが先行してしまって挫折する。
音楽の形が出来てしまえばあとは手だけ動かしてどうにでもなるが、この部分の効率化が出来ない限りは自分で延々と苦しみだけが増えていく。
今の時代だと自分で歌うよりも鍵盤などでリアルタイムで入力した方が圧倒的にストレスが少ない。
苦しむための時間を減らさない限り、やる気が起こらないのだろうと思う。

Destiny2はようやく1250とパワーキャップに近づいている。
クルーシブルをひたすらプレイすると、武器の強さやバランスなど細かいことはさておき数値を挙げられるという事を再理解する。
もともと1230から20上げるなら2週間ぐらい掛かったのが1日近くで上げられるので、そういう意味だと手段を選ばない限りは楽な方向に流れてたようだ。
ホークムーンを取得し、light.ggのRoll appraiserで武器のランクを見直して自分の武器をしっかりと選び直している。
残念な事に色々と探した結果、ゲーム販売当時から出てた「トゥルーステラー」が自分の中でのPVP向け最高峰の所持品だった。
所持している武器も全体的に低いことが多く、武器性能などが全く分かっていなかった。
このゲームは残念ながらそういう価値判断がユーザーに委ねられているので、数値で何か判断するというのがなかったが今回はそういう意味で根拠のあるツールが出てきた。

Cypberpunk2077を買ってみた。
残念な事に最初から音声がおかしい。というか、周波数の設定が正しくなくストレッチを強制的にやっているような状態だ。
昔BO3でも起動してからUFXを立ち上げないと正しく音声が鳴らないというのがあったが、それに近い。
デバッグのリポートをしたいのだが、どうやってバイナリを提出するか分からないため、聞いてみることに。

2020.12.12 / Category : 小噺

乾くまでの間の話

何年も、人と対峙する仕事をしていて飽きているのが無茶振り。
どうもお笑いだと振る人が「分かってて」やってるという認識だったのだが、現実だと言ってる人が、無茶なのかも分かってないような事が多い。
だが、日本人同士の仕事でのコミュニケーションではこれが殆どと言っていい。

このコミュニケーションをすると、時間だけが取られるのだ。
よくあることとして「最初にいってることと、最後に言ってる事が違う」というのがよくあり、何をしたいとか、依頼をしたいとか、そういうのでもない。最後の方は近所のうまい飯屋は何かと言い出して話題もずれる。
仕事をし続けて50代を過ぎれば言語能力はマシになるかと思ったら、そうでもないようなのだ。勉強が必須な項目だ。
知識もあればそうなのかと思ったが、知識をマウンティングの手段でしか使えない人を見てからは、得た知識を使うタイミングや場合も必要となり、経験が必要になる事も必要と分かった。
仕事のコミュニケーションで命令の形でしか会話が出来ない人は、求められている結果を出せていない事が多い。
依頼が出来る人だと、自分のキャパシティや分割の具合を見て、明確な依頼内容が出てくるので更に仕事が潤滑になっている。

日本語だけでしか仕事しない人と共に環境だと、コミュニケーション能力は伸びないというのだけは痛感している。

—-

マニキュアを塗り始めた。
仕事には関係ないとは思うものの、爪が欠けたり、割れたりして困っていた。常に困っていれば優先するのだが、当たり前というか伸びてきた時にだけ発生するから厄介なのだ。
男で美容に気を使うわけでもなく保護目的だから、アロンアルファやセメダインでも塗ればいいかと思ったが流石に体に悪そうということで、ベースコート剤だけを塗るようにした。
残念なのが、爪の表面を滑らかにするという触れ込みのものを買ったが、思っているような滑らかさではなく、色ムラもある代物だった。ベースコートというからには上に何かを塗るのが前提という事なのだろう、中途半端な見た目になってしまって具合が悪い。
爪を塗ってからは、比較的マシになったぐらいで根本解決にはなっていない。また、毎日塗り直していないので1週間ぐらいで2ミリ程度、爪の根元から先へ塗った部分が押しやられているのを見て人体の仕組みを知った気分になる。

—-

コロンヤを買った。
荏原は隠れたトルコ人街となっており、そこで売っている本場のものが輸入されていることを知り、ものは試しと買ってみた。
実際使ってみると、香料の入った消毒用アルコールでレモンとレモングラスが混ざったような香りのものだ。あまり香りは続かないものの、手首に鼻を近づけるとレモンの香りがまだ残る。
フレッシュな香りというよりは昔からある甘くないレモンの匂いだ。しばらくすると、風呂上がりの入浴剤みたいになる。
今はアロマスプレーとはあるが、匂いを好む層にあれば売れそうだ。

2020.12.07 / Category : 小噺

効率主義と効率よく戦う17個の方法

手記。

結婚に関しての記事を見る。全員が足元を見ているような、要求する文章しか出てこないので止めてしまった。
条件を棚卸ししてすぐに条件が合えば結婚を算段するような、スコアだけでブリーディングするのに近い印象を受ける。
もしくは、悪辣な言葉を駆使し長期化させて、金だけを確実に引きずり出すように設計しているのが透けて見えてしまい、気持ちが進まなくなってしまう。
いずれにしろ全員が自分の利益を最大化させるために行動する、閉じた世界にうんざりしてしまった。

少し前に、壇蜜が「このまま生きていける」と自信がついて結婚しようと思ったというのが気になった。女性でもそんな事を言う人がいるのか、と。
多分、この人と結婚したほうが面白い人生になると踏んだと思われて、そうしたのだと思うと素敵だと感じた。
恋愛と結婚は違うと分かっているのに、あえて一緒の扱い方をして成立させようとする違和感がどうにも合わず、自分で整理するのも面倒になっている。
いろんな可能性が閉じ、結実し、自分の形が仕上がっている中で他人に興味が持てるのか、あくまでも自分の世話で手一杯または、世話の手間を最大限省きたいのかも最終的な判断が求められている。
ずるい回答でなんとかやってこれた30代とは異なり、腹を何度も括らされていく。根詰めて尻拭いもしたが、あまり自分の客観視にするのに拘っても飽きてきている。
いずれにしても、明日死んでもいいと思える所には居られていない。

—-
Destiny2で効率よく攻略するために変なプレイが横行しているのを見ている。
確かに効率よくプレイした方が短い時間でコンテンツを消費出来る。
だが、個人的にはしても強い抵抗を感じた。
中学の時に遡る。

当時の友人Mが家に来てゲームをして遊ぼうという日の事だった。
その日は自分の親は外出し、友人の分もと夕食としてカレーを作ってくれていた。
ゲームは何をやっていたか覚えていなかったが、いつも通りのことだった。

友人に温めたカレーを差し出したところ、カレーにある肉しか食わず、しかも肉だけのおかわりを要求してきた。
肉以外に価値は無い、みたいな事を言い出して頭おかしいと思ったが自然な口調で言い出した。下手にこちらから何か反応すると、開けてはいけないものを開けて襲ってきそうな感じもあったため、すべての肉を差し出しやり過ごした。
その体験があったため、好意で提供したものに対して対面で感謝どころか好き勝手なことを言い出す人間を見ると、逃げたくなる衝動になる。
友人が帰った後、残した米と野菜にも手を付けられず、自分で残飯として処理した時に強い悲しみを感じたのは覚えている。

Destiny2だとそういう開発者が求めていない所まで好き勝手やってしまえ、みたいな状態になることがよくあるので、上手な人の攻略記事を見て強い不快感を覚える機会がある。
同時に強い自分だけの世界観がある人にも苦手になった。
自分の頭に描いている事を上手に表現できず悩んでいる人の表現に心打つことがあるのだが、自分の表現は理解してもらっていると前提で、自己肯定が強い創作をしている人を見ていると気持ちが悪くなる。
言葉は悪いのだが、快楽殺人者が隣りにいて、自分が目を逸らしてしまったため隣りに座ってた人に理由なく手癖だけで暴力を振るうんじゃないのか、みたいな気持ちになるのだ。
俺を理解できないお前が悪い、どんな手段を使ってでも矯正するみたいな事を平気でしそう、気に入らない人を気分でためらいもなく殺すのではないのか、と。

表現活動をする人は自己肯定だけで生きている人も多いことから、表現活動を通じてそういう人たちと社交する時には不快な気持ちになるのだが、だんだんと積み重なった嫌気に我慢できなくなったのが正直なところだ。
特に自己肯定を全面に押し出すことを美徳とする風潮になってからは特に嫌になってきている。
取捨する情報を選んでおかないと、自分に対してのストレスを拾いに行くことになるので気をつけている。
「売れてねえけどたまにはヒットは打つから舐めるなよ!」という具合の心持ちの表現している人が一番心落ち着ける。

ちなみに友人Mは高校卒業後に1度だけ会ったが、自分を理解してもらえないみたいな不満、世界に対しての怨嗟をずっと言っていたのは覚えている。
仕事は点々と苦労していたようだが、どうも同情はできなかった。数年前に地方移住しているプログに多分、彼だと思うような人がいたが、やっぱり同情はできなかった。
彼は初めて薄い本を買ってきたという快挙もあったが、自分が初めて見たのがサムライスピリッツのアースクエイクがナコルルに乱暴する内容だった。
自分の今の性癖に何の影響も受けていない。

妙齢の豊満な女性が全て晒して仲睦まじくしているのが好きだ。

2020.12.05 / Category : 小噺

読了「おしえて! ギャル子ちゃん」

女の子の恥じらいを楽しむマンガ。
可愛いけど、リアルな感情として共有はされないものではなさそう、という不思議さを覚えた。
独自の色彩感覚のせいか、情報量が多いと整理するのに時間が掛かったような気持ちだった。

読者や各登場人物が抱く、他人への理想や欲求みたいなものをギャル子が担っていて、優しさを提供したり、煩悩の具現のように捉えてしまった。
定期的な男性目線からのセクハラをした時に求めてる恥ずかしがるリアクションだったり、キャラとの掛け合いで母親のような慈愛を施すところなどが基本、そんな完成された少女などいないのに世界がそれがないと成立しないみたいな歪な感じも見えてしまった。

彼女が何でも出来てしまう、収めてしまうという所から世界が始まるのでワンパンマンに近い絶対的なオチに向かう強さのようなものがあると感じた。
なので彼女がやることすべて、誰かの悪意を受け取ってから、無上の愛として返しているみたいなコミュニケーションを見ると罪悪感が募ってくる。彼女の仕草がすべて何かの悪意を背負ったものというふうに見えてくるのだ。
何も考えないで見る分には気にならないが、読んだ後のなんだかモヤモヤとした感じは、不思議な気持ちになる。

2020.12.04 / Category : 小噺

読了「宇崎ちゃんは遊びたい!」

内容としては、みつはしちかこの「小さな恋のものがたり」の継承する恋愛ショートコント。
今の社会に求められているものに即して、もっと直接的な表現して笑いの表現にしている。

舞台も何もコントの設定のような形になっているのでドラマのような現実世界のような細かい地名や商品のようなものは省かれている。
そういう意味では関係性だけをデフォルメにして、シチュエーションコントみたいになっているので大部分の空白を深読みも出来るし、しないで楽に読めるようにもしている。
作品としてのストーリーは何かに向けての進んでいくことは殆ど無いので、多数のエピソードで繋いでいくようになっている。

コントのような見方になってしまっているのだが、季節柄M-1でよく言われる「脚本と演者(作者)の組み合わせで100%以上の魅力があるのか?」という見方だと全然足りていないのではと思った。
メインの読者層にはかすってもいないので、こんなのは穿った見方で間違いの可能性が高い。
しかし、核の部分が組み合わさったところで良い数値になっているが、似たような作品はあるのではないか、と思ってしまった。
人間というよりは記号の集合体が動いて、その時の条件で反射的にでてくる回答を追いかけているように感じていた。
寓話性とか人間の喜怒哀楽が切り離されていて、マンガのダイジェストだけで全部出来上がっており、そこから空白地帯に乱暴に投げ飛ばされてしまった気持ちになったというのが正直なところだ。

ストーリーの方向性を作る設定がとても少ないので、ハイコンテクストで読者が類似作品などのあるあるで勝手に埋めていけば良いという所で評価されているのかもしれない。
読んだ後の何も残らない感じは今っぽいと思えた。なんだかすべてがサイボーグで構成されているようだった。

2020.12.04 / Category : 小噺

読了「天野めぐみはスキだらけ!22巻」

内容としては、昔読んだラブひなに近いと感じた。
女性のサービスショットが多いマンガというイメージがあるが、これが葛藤の具現化という形で読み進めている。
主人公が目指す目標し、幸せな失敗というのを丁寧に描いている。

この作品の構造は主人公の夢や希望を妥協したり、目的を達成しなければマンガが内容としてはすべて上手に解決する。
一方で、主人公の願いが達成すると色々な不幸が起きるという設定になっている。
読者は主人公に投影をするよりかは、親だったり見届けるような距離があるので正直な所主人公に対しての肩入れをしないで良いようになっている。
そういう意味では読者はしっかりと安全圏に隔離されている。

しかしこの作品で彼女との進展やサービスカットが増えるほど、主人公にとっては地獄のような日々としても描いている事になる。
残酷な描写をせずに主人公の成功を遠ざけるようになっている。
巻を追うごとに発想の転換というか、堕落する伏線を貼り続けていて、徐々に同じことが起きる世界で主人公というか、ストーリー根幹の失敗を誘引していく。
主人公ひとりの不幸を除けば、作品の世界も読者も幸せになれるようになっている。
そのためか、10代の少年がとんでもない孤独の中に叩き込まれているという見方になってしまった。

自分の意思が流されない事も幸せになる、というのは分かる。が、読者となる少年達が幸せの中では絶対にわだかまりを持つのが良い、という書き方になるのはあまりにも可哀想という気持ちになる。
推測となるがリスクを背負ってなんとか、最小限の傷と失敗で作品は結末を迎えるみたいな作品として予期はさせるものの、結末への向かい方によっていい方向でも悪い方向でも注目を集めてしまうのではないかと思った。
おそらくは40巻以内には完結するとは思われるが、徐々に緊張感が増えていくのかという予感もした。

2020.12.04 / Category : 小噺
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